フィリッピンの公益財団法人オイスカバゴ研修センターへ




フィリピン・パゴロドに「オイスカ・バゴ研修センター(OISCA Bago Training Center)」 と呼ばれている施設があるそうです。「バコロドにある研修センター」と紹介されることもありますが、正確にはネグロス島西部の西ネグロス州(Negros Occidental)バゴ市(Bago City)のBarangay Tabunanにあります。州都バコロド市のすぐ南で、バゴ市中心部はバコロドから約21.5kmです。したがって、日本から訪問する場合はバコロドを拠点にするのが分かりやすい位置です。
この研修センターをオイスカ四国支部の10数名が訪問するという計画が、昨年来浮かんでは消えていましたが、ここへ来て現実味を帯びてきました。来年1月末に、訪問団を結成し、かつてここ四国研修センターで働いていた萬代保男センター所長がバゴ研修センターに転勤となったのを縁で、それを追いかけてと言うプロジェクトです。問題は、私がそれに加わるかどうか、思案橋が続いておりました。
現在のバゴ研修センターを特徴づけているのが、蚕を育て、繭を作り、生糸を取り、布を織る養蚕事業です。オイスカは1989年、西ネグロス州政府からの要請を受け、山間部の農民を対象に養蚕普及事業を本格的に開始しました。日本で養蚕技術を学んだフィリピン人研修生OB・OGが、帰国後に普及員や製糸技術者として活動しています。
現在ではバゴ研修センターを中心に、桑の栽培 → 蚕の飼育 → 繭の生産 → 製糸 → 織物までを一貫して行う仕組みが築かれています。オイスカは、このような一貫したシルク生産体制は世界的にも珍しいと説明しています。さらにバゴで蓄積した技術を、ネグロス島だけでなくルソン島、パナイ島、ミンダナオ島などにも広げる事業が進められています。
オイスカは農業だけではありませんこの研修センターは、現在では単なる「農業学校」ではなく、日本とフィリピンの交流拠点という性格も強くなっています。
センターでは農業・養蚕研修のほか、日本語・日本文化の研修も行われています。西ネグロス州政府との協力で、日本へ留学・研修に行く若者に対する日本語・日本文化教育も実施されています。2021年には西ネグロス州政府、オイスカ・インターナショナル、バゴ研修センターの間で、このための協定も締結されています。
また、敷地内には日比青年交流センターや武道場があり、剣道や柔道などを通じた交流も行われています。オイスカ茨城県支部は1980年代から現地の教育支援に関わり、保育施設の建設、楽器・スポーツ用品の提供なども続けています。2025年にも日本の大学生がバゴ研修センターを訪れ、シルク製品の研究や日本文化交流を行っています。
ここへ私も来年1月に、4泊5日という短期間ですが、行くことに決めました。2月の術後の経過観察がそこそこ良い結果で推移し、排泄の循環も日常化し始めています。2017年10月パプアニューギニア(PNG)のオイスカラバウルエコテック研修センター開設30周年記念式典に参列し、オイスカ活動に本気のスイッチが入った私です。ここ一番仲間のスイッチを入れるつもりで、お誘いします。
余談ですが、フィリッピンセブ島沖合20㎞に日本人の崎山克彦さんが所有するカオハガン島があります。グーグルマップで見ると、案外近いところです。2014年7~8月このカオハガン島へ大和哲夫さんと行き、小学校へ高松栗林ライオンズクラブからの図書を贈呈しています。その後の台風で小学校も流されたと聞きましたが、様子が分かればありがたい。