第5042回

熊本地震発生から1週間直接死48人不明2人関連死10人

14日の前震から、今日で1週間が経過しました。それにしても余震が多く、復旧という動きが見られないのが不思議です。震度4以上の余震が91回、震度1以上になると760回もあったそうです。計算が間違っていなければ、13分に1回以上の地震が熊本や大分を襲っています。これが、大きな要因ではあるのですが。

それに加えて、今日は生憎の大雨。熊本はよく雨が降ります。雨の少ない高松では実感がないのですが、今の熊本は踏んだり蹴ったり、自然災害だから仕方がないと言ってしまえばそれまでですが、親戚も多くいて、歯がゆい思いで毎日の報道を目にしています。

幸いなことに親戚の無事は確認出来ましたが、九州第3の大都市にあってもこれほどまで被害が出るのかと、復旧が進まないのかとイライラが募ります。勿論車の中で寝ている被災者らは、私よりもっともっとイライラが募っていることでしょう。避難所などで、10人もの人が関連死しています。

あくまでも噂の域を出ませんが、福岡のホテル旅館等の宿泊施設は、旅行客のキャンセルが相次ぎ青息吐息かと思いきや、避難客で満室だそうです。このような幸運な被災者は、そう多くはいないのでしょうが、大勢が一緒の避難場を出て、テント暮らしで一家団欒の人も、雨ではテント生活もままならない。

東日本大震災(2011(平成23)年3月11日14時46分頃に発生した日本の三陸沖を震源とするモーメントマグニチュード9.0の大地震(東北地方太平洋沖地震)とそれに伴う津波による大震災のこと。)では、すぐに民間住宅の供給に政府が家賃を払って提供という動きがありましたが、今回は動かないですね。

余震が続き、提供出来るマンション等の賃貸物件に空きがないのかも知れないが、民間賃貸物件を仮設住宅完成までとりあえず使うシステムを、東日本大震災で構築したはずなのに、今のところ動いたという話しは伝わってきません。

また熊本の周辺は、広大な土地があることから工場が多いのですが、自動車関連の工場等は止まっているようです。再開出来れば良いのですが、別のところに移すことも考えられるから、こちらも心配があります。衣食住の充足も、仕事との関連が大事です。移住するも、そこに仕事があるのかどうか。

今回の「熊本地震」は、二つの活断層の上で発生しているように見えますが、この活断層が東に延伸したら四国はどうなるかと、ついつい考えてしまいます。四国には九州から近畿地方へ延びる大きな活断層が、吉野川沿いにあります。加えて香川県ではもう一つ、長尾断層があります。

自分が住む仏生山町に近いところは、香川町の新池近くで長尾活断層が東西に横たわっています。自分では400年前に、徳川松平藩の菩提寺をここ法然寺に移したことから、ここが災害に強いところだと勝手に信じています。いつも言っている、讃岐平野の災害は、「渇水」と「濃霧」だけだと。

しかし安全神話のそれも、確たる根拠があることではなく自画自賛に過ぎず、何があっても良いように「備え」をしなくてはならないと思います。しかし正直なところ、「何をどうする」と言っても具体策を持たない私です。

しかし仕事の売買契約の際、宅地建物取引士が行う「重要事項説明」に、最近は各市町がホームページに出している「ハザードマップ」を付けています。あなたのマイホームの近くの避難場は、この施設ですよと分かるようにしています。それで十分だとは思っていませんが、まず見える化していくことだと考えています。

致知出版社 小笠原節子さん http://chichi.happy.nu/24/spring06/

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