香川県高校野球大会は尽誠の優勝で次のステージへ
大本命とみられていた英明を抑えて決勝戦に勝利し、9年ぶり12度目の夏の甲子園大会出場を決めた尽誠学園ナイン。今大会はノーシード校から、順当に勝ち進み3回戦でわが高松商と激突し、1-0と僅差で勝ち進みその勢いのまま観音寺一に勝ち、英明に勝って県一の座を取り戻した。西村監督が「ホッとした」という感想を漏らしていたが、香川県はチーム数は減少気味だが、各校のレベルは確実に上がっている。
今回ダークホース的存在になった尽誠学園を筆頭に、準優勝の英明、新監督就任から5ヶ月ほどの寒川、四学香川西、観音寺一と加えるなら高松商が上位強豪チームとして、秋の大会がすぐに始まる。各校共に休む間もなく『新チーム編成』を終え、9月から早くも次の大会が始まる。一方3年生には、長い休みが待っている。高校生らしい生活が半年は続くのだろう。
今大会高松商も当然春夏甲子園を目指して過酷な練習をして来たが、今回の尽誠学園の優勝をみると、やはり少年野球界のような、主将・エース・4番とチームの重責を担う左腕広瀬投手の頑張りが光る。低反発バット導入から2回目の夏だったが、冬の筋トレのせいかホームランも増えた。そんな中、尽誠の広瀬賢汰投手は、全5試合(33回)に先発し、防御率0.82と抜群の安定感を誇った。
失礼ながら尽誠が予想以上の成績を上げた理由は、広瀬賢汰投手の左腕にあると思われる。今大会でも右投げ左打ちの、大谷選手タイプの選手が増えていたが、投手は左投げがいまだに有利に見える。投手の出来が良いと守備にもリズムが生まれ、失策も不思議に少なくなる。守備からリズムをつくり、攻撃につなげたいと多くの監督が考えている。
まず高校野球ファンとして、尽誠の広瀬賢汰投手を称えたい。実力通りの投球が出来れば、甲子園でも勝つと思います。香川県の代表として、存分楽しんできてください。そして後輩らに、希望と勇気とやる気のスイッチの場所を教えてください。関係者皆様、お疲れ様でした。面白い戦い、ありがとうございました。