第4244回

非営利活動法人仏生山魂再開発フォーラム構想

こんな名前のNPO法人(非営利活動法人)を、地元仏生山町内で立ち上げたいと、かねてから考えています。横断的な組織として、「仏生山町再開発検討会」が出来ています。私も参加したいのですが、ウィークデーの夜は、空きがほとんどありません。

一層のこと、日曜日の午前中、欧米では祈りを捧げている時間帯にやるとか。また倫理法人会がやっているように、早朝6時からの2時間となれば、まずバッティングしている人はいないでしょう。

毎週がハードならば、月2回の早朝も良いかもしれません。これが仕事となれば平日の昼間でも良いことになります。そうなのですね。仕事として取り組む人しかリーダーになれないのです。とにかく継続して顔を合わせて、喧々囂々(けんけんごうごう)本音で議論することです。

私も仕事柄、再開発で成功したところへ幾度となく足を運んでいます。成功の要因ですが、まずはリーダーの存在です。優れたリーダー(やり続ける人)の存在が、不可欠です。必要絶対条件です。1人とは限りませんが、例外はありません。長野県の小布施は、アメリカから来た若い女性がリーダーでした。

彼女が古くからの醸造所へ入り、これまでの販売方法をガラリと変えました。変えないところ、変えてはいけないところ、変えなければならないところ、このセグメントも大切です。客観的に現実を見られる外国人が、古い町並みを大勢の人が来る人気スポットにしました。

ところで再開発というものは、ハード的なものとソフト的な面とがあります。ハード面は比較的短時間に劇的に変わりますが、ソフト面は人の問題ですから永遠に続きます。従ってどこの時点で「成功」というのかさえも、定説がありません。

「NPO法人仏生山魂再開発フォーラム」で取り組むハード面でのインフラ整備は、まず町全体の高速通信網は不可欠、本町通りの電柱埋設化も不可欠です。法然寺の安全保全も必要です。先に罹災した二尊堂の漏電による火災は、整備で防げると思います。

上手くいっているように見えても、10年もするとくたびれてきます。だからある意味「まちづくり」はとても面白いのです。温故知新といいます、古いものを学び新しいものを造り上げることですが、「まちづくり」の原点は、この温故知新にあるともいえると思います。

最近の成功例は、徳島県神山町で、移住・サテライトオフィースで転入増を達成している地域の話しです。先月28日の小欄で紹介している成功例です。その前は同じ徳島県の、「葉っぱの町」上勝町です。おばあちゃん(おじいちゃんも交じる)が、食用(つま)のはっぱを獲っています。

ここのリーダーは、横石知二(㈱いろどり代表取締役)氏です。元はJAの職員さんで、若い頃から「何とかしたい」という執念に燃えていた人です。この上勝町へも大勢の見学客が訪れています。人の動きが、村(失礼しました町)を元気にします。

話しを「NPO法人仏生山魂再開発フォーラム」に戻しますが、組織がNPO法人であることも、大切なことです。当初私も株式会社組織を考えていましたが、組織の性格からすれば、会社よりNPO法人が適しています。どちらにしても法人登記を行い、覚悟を決めて取組をはじめることです。

私は人が集まり繁栄するところは、大きな範囲ではなくて、限られた広さの中でしか成立しないと考えています。例えば大名行列まつりが行われていて、なおかつ、高松市の「仏生山歴史街道都市景観形成地区」に指定されているエリアを「本町通り」と呼んでいますが、ここから法然寺を結ぶ線が、最適だと考えています。

「NPO法人仏生山魂再開発フォーラム」であれば、法人格を持つことから、土地や建物つまり不動産の取得も出来ます。もちろん登記も出来ます。有料無料の別はともかくとして、これからいらない不動産はこの限定地区だけでも、数多く出てくると予想されます。それの受け皿を作る、それが「NPO法人仏生山魂再開発フォーラム」設立だと私は考えています。

またこのことは、使わなくなった町内の不動産全般にいえることです。有難いことに寄付をして頂ける不動産があれば、それと本町通りの本命の不動産と交換することも可能です。不動産は動かすことです。動かない不動産は、可愛そうです。役割を果たさずして埋もれるのは、人間でも不動産でも不本意です。

またNPO法人であれば、優遇税制の適用が数多くあります。組織の中でやる人間は大変ですが、本来のNPO法人は日本国政府の地方版田舎版なのです。少しややこしくなりますが、極端な言い方をすればNPO法人は、国防と司法と教育権等を持たない「リトルガバメント(小さな政府)」機能を持っています。

すべてのNPO法人がそうではありませんが、認定NPO法人になれば(認定されるハードルは高い)、多額の寄付金も受けることが出来ます。仮に国税1億円の納税者がいたとすれば、1万円を除いた99,990,000円を認定NPO法人へ寄付することが出来ます。勿論寄付をした人は、通常の納税をしたことになります。

マスタープランの中に、組織化は必要不可欠です。知恵を出しながら、将来に続くまちを後継者らのために、是非道しるべだけでも残したいものです。

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