第3809回

盛和塾東日本地区忘年塾長例会於東京

東京芝の、ザ・プリンスパークタワー東京で今年の最終塾長例会が開かれています。関東と関西と、忘年例会と言えども1000人が一会場に詰めかけます。本日のここも1166人の参加と言われています。若い経営者も随分増えています。塾長例会は、来る意志があれば老若男女会歴の新旧関係なく参加できます。

今日の参加者の内、三分の一は間違いなく「追っかけ組」です。稲盛和夫塾長は同じことを繰り返し繰り返し話します。あらすじはほとんどの塾生が理解しています。それでもなかなか血肉化できていないのです。自分の肚に落とし、全従業員と共有できるまで、簡単ではありません。

本日の塾長講話は、「経営12カ条」の紐ときです。第一条事業の目的意義を明確にする。(公明正大で大義名分のある高い目標を立てる)。京セラの事業目的は、「全従業員の物心両面の幸福を追求すると共に全人類の発展に貢献する」というものですが、当初稲盛和夫塾長が松風工業を退社して独立した際には、「稲盛和夫の技術を世に問う」というものでした。

それが次々入社してくる若い従業員に、「自分たちの生活の保障をしてくれ」と言われて目的を変えます。自分の親や兄弟も面倒見れないのに、赤の他人の面倒がどうして見られるかと悩みながら、目的を変えて今日に至っています。上場前後には、株主のことは捨て置きかと叱責されたそうですが、従業員が元気になれば、当然業績も上がり、株主へも責任が果たせると譲らなかったそうです。

第二条具体的な目標を立てる。(立てた目標は常に社員と共有する)。稲盛和夫塾長は、5年10年の長期計画は立てません。経営コンサルタントの常識からは真逆のやり方です。具体的に今年1年の計画を、毎日の目標までに落とします。一日一日の目標達成が一ヶ月の目標に、それが続いて年間計画の達成につながります。

第三条強烈な願望を心に抱く(潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つ)は、潜在意識と顕在意識の違いを説明します。車の運転など、免許取得の前は顕在意識で練習をしますから疲れます。免許取得後慣れた人は、顕在意識で運転をしていますから、鼻唄を唱いながら運転が事故無く出来ます。この違いです。顕在意識に透徹するまで、強く思うことです。

第4条誰にも負けない努力をする。(地道な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける)。一個9円のテレビブラウン管用の絶縁体を作りながら、1兆円の売上げを作り上げた京セラです。自分の仕事にくらべれば、決して出来ない数字ではありません。

今回はここまで、次は来年の忘年例会と言いますから、次もその次も塾長例会があると言うことです。中村勘三郎さんが57歳で死亡とテレビ新聞で報じられています。稲盛和夫塾長は今年で81歳です。約束しましたよ、来年さ来年を。

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