6時15分頃出火民家2棟全焼女性1人死亡
朝、けたたましいサイレンの音がわが家の横を通った。恐らく仏生山消防分団1部の車だろう。日曜日の草刈りが堪えて、未だに筋肉痛、特に首が痛くてすぐには起き上がれない。頭の中で消防車両を追い、どの道で曲がるか距離も測る。今消防団の行った方向は、仏生山町でも一番幅員の狭い道だろう。
場所の特定が出来ぬまま、定休日を謳歌しているところへ、かみさんから入電。仏生山町本町通りが、通行止めになっていると知らせてきた。消防関係者へ問い合わせをして、死人が出たのを確認しました。通行止めは、なかなか解除にならないでしょう。
夜、平木享県議の第84代香川県議会議長就任祝いがあって、隣に座った宮西信雄太田地区消防団長に聞くと、道が細くて、通り抜けの道ではあるが幅員3㍍ほどの道路で消防車は入れない。両方からホースをつないで水を出したが、しんどいめをしたとのことでした。
私も地元ですから、周りの状況は手に取るように分かります。このあたりは、平成16年に廃止された旧都市計画法で規定するぎりぎり市街化区域です。すぐ裏の方が、市街化調整区域です。つまり市街化区域は建物の建築が認められていることから、かなり無理して建築がされています。
報道によると、木造平屋の棟割り住宅2世帯約100㎡とあります。実際は2棟だが、建築基準法上の1棟として建てられているようです。確かにあの辺の建物は古い築後50年ものでしょう。道路も一部では、自主的に拡幅がされています。建築物は幅員4㍍以上の道路に、間口が2㍍以上接していなければならないと規定されています。
つまり道路幅員が4㍍ない場合には、双方が後退して、道路幅員が4㍍以上になるようにします。ここの道路では概ね幅員が3㍍ですから、1㍍を道路に接している2軒で出し合います。片方が概ね50センチ後退をして、道路として提供するわけです。従ってこの後退部分に、塀や柵やブロック、花壇などを作ることは禁止されています。所有権が及ばないことになります。
この狭わい道路条例は、古くからありましたが実際にやかましく言われるようになったのは、25年くらい前からでしょうか。吉田宏基市議が在籍の際に、自らの体験も踏まえて、やかましく言い始め、今の条例になりました。彼の功績は、その後の業界の常識を塗り替えたのでした。しかしこの方法も、即効性がありません。建築など実際に解体して、新たに家を建てるときに適用になり、20年後か30年後か分からないのです。
あの25年前より今は、高松市の財政は一段と苦しくなっています。行政が拡幅をしていくという資力はありません。従って今日のような悲劇が、またまた生まれるのです。出火原因は分かりませんが、「救急車・消防車」の入らない道は、何とかしないとまた死人が出ます。