第3585回

不動産実務研修ゼミ2012年4月塾開講

関西国際空港が開業した年に開講したこの不動産実務研修ゼミですが、細々とまだ続いています。自分が家業に従事していて、不動産の丁稚奉公が出来なかったことから、コンパクトに不動産業の全体像を知らしめたいとの願いを込めて思いを伝えています。

今回は北海道札幌市から生徒が来ています。遠くからよく来るものだと感心しながら、いつものように話をしています。それぞれがいろいろな理由を持ってこれまでも来ました。早いもので、18年になります。卒業生の数は知れていますが、インターネットで調べて来るのがあたり前になりました。

PRもインターネットに掲載する程度ですが、探す人はそれでも必死に探すようです。「町の不動産屋」にあっては、①売買仲介業務②賃貸仲介業務③賃貸管理業務④不動産有効利用提案業務⑤不動産コンサル業務の5つが柱です。そして私が知る限り、この5つをコンパクトに伝えるゼミはここ以外にありません。

私が開業した時に、ある農家の婦人から「口入師(くにゅうし)にやなって、人のする仕事ではないわ」と言われたことが、あれからの私の人生を大きく変えたと思います。昨年偶然に郵便局でそのご婦人にお会いし、30年前のこの言葉のことをお話ししました。「お陰で今日まで迷うことなくやってこられました。ありがとうございます。」

もちろんご本人は何とも思っていません。日常の会話ですから。しかし不動産業を親孝行だと言われてはじめた私にはきついお灸でした。自分の会社の隆盛だけでは事足りず、業界の地位の向上もやらんと、死んでも死にきれないと思ったものでした。あれから30年。

その一環でもある不動産実務研修ゼミ2012年4月塾ですが、今日から土曜日の昼まで予定されています。明日は賃貸仲介業務と管理業務編ですから、アパートマンション現場へ行って調査をします。明後日は売買物件の中古住宅の調査をしに現場へ行きます。

迷える新米業者に、光と収入与えるというのが初期からのコンセプトです。帰ってすぐに使える、すぐに収入に結びつくノウハウを提供していきます。教えることは学ぶことの王道です。先人の知恵と経験を、若者に伝えて、この業界をすこしでもよくしたい。

北海道と言えば、帯広に「吉田勝」先輩がいます。開業当時全国組織の全宅連が「不動産アナリスト」と言って専門課程の勉強会を東京と大阪で、宿泊学習をしていました。大阪会場の責任者が吉田勝さんでした。「不動産業者は勉強しなくては」というのが、口癖でした。私には輝いて見えました。今でもお元気で、矍鑠としておられます。

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