関西統合型リゾートは大阪舞洲にカジノを

関西経済同友会は2日、カジノを含む統合型リゾートを大阪湾岸の舞洲(まいしま・大阪市此花区)に建設することで外国人観光客らを集め、関西経済活性化を図るべきだとする提言を発表しています。日本経済新聞をはじめ、全国紙が伝えています。
カジノの誘致には大阪市の橋下徹市長も積極的で、昨年関西同友会と共にシンガポールの統合型リゾートを視察したと聞いております。シンガポールも日本同様にカジノを禁止していたのですが、法改正で合法化して2箇所のカジノを含む統合型リゾートを2010年に開業させています。私が訪れたシンガポールは、まさにその工事中でした。
シンガポールの他に、マカオや韓国ソウルの東南アジアに、カジノを拠点とした統合型リゾートがありますが、何と言ってもカジノの聖地はアメリカのラスベガスでしょう。一面に広がる砂漠地帯に、統合型リゾートはひとつの巨大な町を形成しています。中心がカジノであって、ホテルやアミューズメント施設を統合しています。
私のように博才のない男は、食事を終えたらカジノを素通りして、「エンタティメントショー」へ行きます。22時開演というレイトショーもあって、ライオンが舞台から消えることもありました。象さんのおしっこが、霧状に降ってきたこともありました。世界の紳士淑女のアミューズメントです。
提言によると、「全体を関西統合型リゾート(KIR)」と呼び、民間資本(初期投資額6000億円~9000億円)で開発をして、カジノを2箇所(シンガポールでは売上高の約7割を稼ぐ)設けるほか、ホテル1万室、80店舗のレストラン、300の商業施設、国際会議場まで併設して総面積は90万㎡(90ヘクタール)で、年間来場者数3300万人を想定しています。
関西統合型リゾート(KIR)でもカジノを収益の柱と捉えて、収益を地域開発や地元の産業文化振興財源に充てるように求めています。第一、雇用創出効果が大きいのが特徴です。すべてが地元採用ではありませんが、シンガポールでは、7万余人が働いているということです。
一方においては、博打ばかりして仕事をしない人が増えるとかいうギャンブル依存症も心配されますが、少なくても日本人の場合は、これだけパチンコ店が乱立している中でバランスをとっています。一部にトイレ内の自殺者の話しも聞きますが、確かに気にはなるところですが、十分なケァーや年齢確認をすると書いています。
日本においてカジノを合法化する議員連盟結成の動きもあるようですが、「必要悪」の側面を持つカジノに、世間の批判が集まったときにはどれだけの議員が踏みとどまるか、また巨額の開発費が必要となるなど、問題は山積しています。
海外ではベトナムやフィリッピンが名乗りを上げ、国内でも関東・九州の自治体や関西広域連合も検討を始めています。いくらでも作れますが、経営という面から考察すれば、総合効果で計ることが求められます。日本でも一ついるかどうかの選択でしょう。
私は関西統合型リゾート(KIR)に近いところで住まいし働いていることもあって、この計画を支持します。東京一極主義だけでは、これからの日本は世界に対して弱い。近くにUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)がある舞洲。水族館や博物館など、言語を超えて楽しめる施設は、多くの人を楽しますことになると思います。
水路30分の関西国際空港に直結し、京都・奈良・神戸の三都にも近く、多島美の瀬戸内海・瀬戸大橋からもそう遠くはありません。1週間近く滞在してくれると仮定するならば、近くにこれら衛星都市があることは悪い条件ではありません。政治も、地球は一つと考えて判断をしないと、軸がぶれます。