私の脳梗塞顛末と新県立中央病院の展望by小出典男


香川県病院事業管理者で、岡山大学名誉教授の小出典男氏が、池田塾9月例会の講師でした。今注目の新香川県立中央病院の総責任者と言うことで、立地問題の質問もありましたが、100年に1度の自然災害を怖がっているより、100年間に何人かの救生起治療が出来るのか、医者はそう考えるようです。
確かに今の立地は、海岸渕の埋め立て地ですから言われるような震災や津波、はたまた液状化も懸念材料ではありますが、小出医師の話を聞いていると、1日も早く治療に専念できる環境を作ることが、県民のためになるとも思えてきました。
確かに小出典男先生は、得がたい人材です。それを証明するかの如く、自ら今年8月8日に県庁食堂で脳梗塞のため倒れて、そのまま「県中」に運ばれ、10日間の入院をされたことの実体験の披露がありました。3時間以内の専門医治療が出来たら、脳梗塞も助かるようです。
結果一切の後遺症も残らず問題なしというのは、小出医師の教え子が如何に優秀かを物語っていると感じました。見立て治療、対策に至るまで実に適格に行われたと言えるでしょう。それにしても発症して後遺症がないというのは、実に奇跡です。
そのスタッフ、さらに増員される医療関係者の勤務問題も、予定開院を期待する県側の思惑です。待機が長引けば、人材の流出はされられません。高度先進医療は、高額な道具も大切ですが、優秀な人がいなければ成り立ちません。
今の香川県下の病院の中で、癌の検診に必要だと言われているPETがあるのは、滝宮病院と香川医大だけです。それも導入からかなりの時間経過があります。勿論最新式にかなうものはありません。
また小出奥様も医者だそうですが癌を発症されて、それでも5年経過してお元気だそうです。癌とは制御不能の増殖系遺伝子の暴走と定義づけられていました。そして最新式PET検診でも、検出できない癌もあるそうです。
人間は癌か、脳梗塞、心筋梗塞で死ぬと言われていますが、その一つ癌には「がん難民」といわれる患者がいて、先生の奥様もされた手術後の「放射線定位多聞照射」が必要で、その機械がまだ県中にはないそうです。建設を急ぐ理由の一つに、高度医療の器具導入もあるようです。
最後にわれわれが気をつけなければならない脳梗塞の危険因子、①高血圧②喫煙③糖尿病④多量の飲酒⑤コレステロール中性脂肪高⑥肥満⑦家族に脳卒中ですが、幾つかはセルフコントロールが出来そうなものがあります。