通算350勝投手の缶酎ハイ2本万引き事件
スーパーで缶チューハイを盗んだとして、兵庫県警尼崎北署は25日、窃盗容疑で元プロ野球選手の米田哲也容疑者(87)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日、尼崎市内のスーパーで缶チューハイ2本を万引きした疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。午前10時40分頃、自宅近くのスーパーで缶酎ハイ2本を盗んだ疑いだという。
米田容疑者は、阪急(現オリックス)などでプロ野球歴代2位の通算350勝を記録した元投手で、2000年に野球殿堂入り。名球会入りもしている。その驚異的なスタミナから、現役時代は「人間機関車」「ガソリンタンク」と呼ばれていた。とはいえ90歳近い高齢。認知機能の衰えも、今回の一件に少なからず影響を与えたはずだ。何とも悲しい話しだが、罪は罪と断罪されるモノだが罪だという認識があったものだろうか。
高齢になっても、夫婦で暮らす私のような人間は幸せだが、米田さんが一人暮らしかは知らないが、明らかに日常生活に補助が欲しい年齢だ。医療機関の頑張りで命が延びているが、心身共に金銭的にも健全で死を迎えたい。人はお迎えが来るまで頑張って生きる権利と義務があると思うのだが、このニュースはあまりにも悲しい事件です。
本人が現場で窃盗を認めていることから、意識ははっきりしていたとしたら、350勝投手といえどもこの年まで自由奔放に好きかってしていたら、缶チューハイを買う金にも不自由していたのか。米田氏は「ガソリンタンク」と呼ばれてボールを投げ続けたがアルコールもこよなく愛したようだ。波瀾万丈の人生終盤でも、アルコールは離せられなかったのか。
稲盛和夫塾長は旧盛和塾機関誌の中に、「成功した結果、地位に驕り、名声に酔い、財産に溺れ、精進を怠るようになれば、人間は瞬く間に堕落し、没落を遂げ、その人生を台無しにしてしまいます」と記しています。自然が人に成功という試練を与えることによって、その人を試しているかのごとく見える。
罪と罰が歴然としていれば、誰が悪いと断罪出来るし、日本の法律はそれを想定して構成されています。過去の池袋暴走事故のように、体力気力認知の衰えを自動車という道具を使い事故を起こせば『悪い』と言わざるを得ないのですが、スーパーでの生活用品購入時におきた米田容疑者の行動。球史に残るスーパーレジェンドが、数百円の万引で晩節を汚すことになろうとは悲しい話ではある。何ともむなしいモノを感じてしまいます。やがて私の行き着くところですかね。