第3175回

東日本大震災で福島第1原発国内初炉心溶融

まさかと思う今回の地震と津波と火災ですが、時間の経過とともに被害が広がっています。被災された国民のみなさまには、心よりお見舞い申し上げます。太平洋沿岸の東北から関東に至るまで広い範囲に被害が拡大し、首都圏の交通までもがこれほど長期にわたり復旧しないことに、被害の大きさを実感します。

そしてまさかの頂点は、東京電力の福島第1原発1号機で、あってはならない国内初の炉心溶融が始まっているという現実です。「原発は安全」と国は言い続け、であるなら銀座のまん中に作りなさいよと揶揄されていたものが、現実の恐怖として、原発周辺の住民に迫っています。

枝野幸男官房長官は、内部の原子炉格納容器は破損しておらず、中央制御室も正常に稼働しているという。東電は12日夜、原子炉圧力容器内の温度を下げるため、消防ポンプを使って海水を直接注入して炉心を冷却しているそうです。しかしこれには最低5時間、プラス数時間、そして格納容器を満たすにはさらに10日間もかかると発表しています。

すでに格納容器が収納されていた建屋は、発生した水素と酸素が混ざって爆発し、外壁が吹っ飛び、中の骨組みが現れている状態です。そして少し南にある福島第2原発も、冷却機能を失い、緊急事態宣言が出されています。古いと言いながらも、日本初の原発です。残念としか言いようがない、ぶざまな日本の姿です。

余震はまだまだ続いて、長野県下でも誘発されたわけではないのでしょうが、地震が発生しています。ただ津波は、「大津波警報」から「津波警報」に下方修正がなされ、収束に近いのかなと期待が広がりますが、住民の避難はまだ続いています。この時期の東北地方は、まだまだ寒いでしょうに。

菅直人首相も、みずからも現地入りして戦う姿勢を見せていますが、「目がうつろ」。自衛隊も2万人から5万人の派遣と力んでいますが、現実的ですかね。とにかく第一に被爆を防ぐことです。もう既に軽い被爆は起こっているようですが、住民に被害が広がれば、原子力発電は日本から消えることになります。

原発発電がなくなれば、これまでの電力供給量は半減します。半分でやれますか。とても無理です。直ちに太陽光発電に切り替えても、原発の使用禁止となれば、日本の産業だけでなく、市井の生活もままなりません。「業(カルマ)が消えるとき」ですが、その代償はあまりにも大きすぎます。罰が当たったのですかねこの日本に?

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