ある人の一周忌
この人から、葬儀告別式へ行った人の一周忌には、高級線香を買い求めて、仏壇に手を合わせていると聞いていました。なんとお洒落な紳士だなあと、いたく関心をしていました。そしてその人の遺影に、本日手を合わせることになってしまいました。
双方が片親という縁もあってか、晩年はよく可愛がって頂きました。若くして鬼籍に入ったもので、晩年はまだ中期高齢者でした。組織の首長としての行動や、まさかの時の判断、経営に関する情報の取り方等、多岐にわたりご指導を賜りました。とにかく人脈の広い方でした。
私はライオンズクラブのメンバーとして、30年に及ぶお付き合いをさせて頂きましたが、2001年、今から10年前に彼が会長に就任された頃からにわかに接近するようになりました。例会が終わったら、3役5役でよく飲みに行きました。
会長職が終わり、暫くしてから高知の「よさこい祭り」に、夫婦して誘われました。彼は身体障害者の認定を受けて証明書を持っていて、「私を連れて行くと高速料も半額」と冗談のように明るく言っていました。人脈を駆使して、食事処から観祭の場所まで、事前に計画する人でした。
彼が、今のクラブ事務局の新しいやり方を構築したと言っても過言ではないと思います。4クラブ合同事務所で正職員として、給料、ボーナス、退職金まであった制度を、会員減や社会情勢に合わせることもあって、今日のやり方の骨子を作りました。
今では他クラブもこのやり方に追随して、固定費の削減をやっています。まだ正職員のままのクラブのこれからを心配するわれわれ改革組ですが、そこで採用した事務局さんが、今月で退局します。何かの巡り合わせを感じる一日でした。