度量衡は相続アドバイザー協議会から


度量衡(どりょうこう)の「度」は、物差し、つまり「長さ」のことです。「量」とは升、つまり「体積」のこと。「衡」とははかり、つまり「重さ」のことです。このような説明を丁寧に記事にした、相続アドバイザー協議会会報誌「adviser」VOL28が届きました。
同協議会理事:高橋一雄氏の書いた文章ですが、私は興味深く読んだので、要約を紹介したい。
昔から長さの物差し、つまり長さの単位は、一番身近な人体の一部で表されていた。これは身体尺と言うらしいのですが、例えば大人が両手を広げた長さ、今で言えば約1.6~1.8メートルを「尋(ひろ)」と呼ぶのだそうです。そして中指から肘(ひじ)までの長さ約0.303メートルを「尺」、人差し指と中指を合わせた幅約3.03センチを「寸」と呼びます。
昔の歌に、5尺5寸のこの体という台詞がありますが、5×0.303m=151.5㎝。5×3.03㎝=15.15㎝合わせて約166㎝となりますか。その当時とすれば、やはり立派な体だったのかと思います。
日本における度量衡の統一は、太閤検地と言われていますが、度量衡を定める行為は、権力の象徴であり、時の権力者によって多少変化したようです。特に重要なのは、お米の量の単位「石(こく)」ですが、一人の人が1年間に消費する量を基準に設定されました。
つまり加賀100万石とは、100万人の人が1年間に消費するお米がとれる土地と言うことになります。確かに実際には、石高とお米のとれる生産量には違いがあります。ちなみに江戸時代のお米の価格は、1石で1両前後だったようです。1石のお米の量は2俵半。1俵の重さが60㎏ですから、2俵半では150㎏。
現在のお米の価格が、10㎏で3,000円から4,000円だとすると、当時の1両は約5万円前後であったと考えられます。もっとも江戸時代も、最初と最後では、随分変わるのでしょうね。