第35回高商吹奏楽部定期演奏会は65回終戦記念日に

恥ずかしながら初めての参加です。これほどまでに洗練された音・声・歌・踊りとは、想像だにしていませんでした。大学のマーチングは、在学中も「六旗の旗の下に」という東京六大学主催のイベントに、何回か参加しました。大学生のレベルも、それなりに感じていましたが、正直、高校生のレベルとしては最高峰だと思います。
今年は高商創立110周年、創部55周年、そして定期演奏会も35回を迎える節目の年のようです。毎年パンフレットへの広告を頼まれて、最小枠の提供をしてきましたが、今年はじめて、招待チケットを使いました。高商の野球にだけ目が行っていては、視野が狭くなります。
3部構成の第1部は、今年吹奏楽コンクールで演奏した曲を中心にクラシック調でまとめ、第2部は1年生2年生で構成された自由闊達な音楽、何とこの中には「ど演歌エキスプレス」と題した演歌のメドレーもありました。指揮者の杉浦邦弘君は、着流しスタイルで登場して、指揮をしていました。「兄弟仁義」や「津軽海峡冬景色」など、文字通りの「ど演歌」のオンパレードでした。
そして第3部は、高商吹奏楽部の神髄である、「マーチングステージ」でした。これにも驚きました。部員が100名という大所帯で、コンクールや定期演奏会、合間では野球の応援など、そうそう合宿があるとも言っていました。
金管楽器を吹く子、旗を持って踊る子、指揮をする子、みんなが楽しんでいます。ここが上達のエキスだと思います。体力が必要だから走る。走ると音が出る。私の3年間でも、ブラスバンド部は走っていました。目的と目標がはっきりしているのでしょうね。
私は野球も音楽も芸術も、やったこともありません。また才能もあるとはおもえません。それでも今日の「高商サウンド」は、こころに響きました。香川県民ホールに満員の観客を迎え、対戦チームはいませんが、大いなる歴史に残る1勝だと思いました。
指導者の中尾英雄先生は、今年転出されたようですが、「金魚の糞になるな。考えて行動せよ」というのが高商伝統のスピリッツだと書いてあります。今年から顧問の香川聡士先生や、阿部智先生も、楽しそうでした。ありがとうございました。