第8805回

高校野球の面白さ難しさ

第108回全国高校野球選手権大会の第6日は8月10日(月)、甲子園球場で行われ、4試合に熱戦が繰り広げられた。私も仕事の傍ら食事時などにテレビ観戦する程度で、よくよく観たわけではありませんが、その中でも全国的に注目の横浜対沖縄尚学の第2試合に、思わず釘付けになりました。優勝候補の両チームで、攻守揃った良いチームです。僅差の試合を予想していましたが、存外7-2と横浜の横綱勝ちでした。

横浜の織田投手(右腕)は、150キロ台の球速を終盤まで維持し、沖縄尚学の強打者を八回まで毎回の12奪三振と試合を作った。球が速いのと、鋭い縦の変化球が効果的だった。落ちる球は、強打沖縄尚学でもなかなか打てない。打者8人から三振を奪った投球は、付け入る隙が全くなかった。その中でも沖縄尚学は、二回と六回に各1点をもぎ取った。何と言っても、横浜織田投手の力投が光った。

一方甲子園2連覇へ向けた沖縄尚学強力投手陣の中心、末吉投手が横浜打線に二回からつかまり、三回までに3失点と自身「ふがいない投球をした」と涙した。今春の選抜大会後に左肘を痛め、夏の沖縄大会の準決勝で復帰登板した。怪我の影響で十分な準備が出来ていないところに、大舞台の舞台を託され、上体が突っ込みバランスが乱れたフォームからの投球で、横浜強力打線に捕まった。

前の大会で活躍した投手が、連続して次の大会も好投することは珍しい。その位成長期の高校生は、体と心のバランスを取ることが難しいと私も思います。2年生の春から4季連続して甲子園を沸かせたプロ注目の末吉投手。末吉投手が打たれた沖縄尚学は、2番手で久高投手をマウンドに送り出すも横浜に痛打され六回4点を取られた。

横浜の完勝だったと言える試合だが、こんな試合の流れの中で、監督はどうするのだろうかと両ベンチに注目した。なすすべがないとはこのことで、攻撃陣も衰えることのない横浜の絶対的エース織田投手の投球へ食い下がりながら、織田投手(右腕)が九回2死までマウンドを守り、6安打2失点12奪三振とほぼ完璧に連覇を目指し準備してきた沖縄尚学を突き放した。

九回5点差ありながら織田投手を、「ご苦労さん」とベンチに下げるところだが、横浜ベンチは織田投手を外野守備にまわす用心深さ。この些細なことが万事徹底され、今年の横浜チームを作っているように思えた。良い試合でした、ありがとうございます。

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