不動産取引のための水害リスクをめぐる法律問題
-宅建マイスターのためのQ&Aとトラブル事例解説-と副題までついた、公益財団法人不働産流通推進センター主催のビデオ講義「Zoom」でした。都内会場とリモートシステムを駆使した、今はやりの講議です。資格更新のタイムリミットもあったのか、この時期の開催で地方在住の資格者は、リモート参加だったのかも知れません。東京セミナーと聞けばいの一番に駆けつけていましたが、この時期は受験生に悪い。ホテルも高くなったのと、受験生が都内に集まっています。
標題の問題を弁護士工藤寛太先生が、かみ砕いて教授くださいます。冒頭でわざわざ私が指名されて、在籍確認と眠気予防対策まで配慮された進行で、お陰で睡魔に襲われることもなく2時間集中することが出来ました。希有なことでありまして、感謝感謝、工藤寛太先生は大和ハウスの法務担当をされていて、現場のトラブル事例に精通している弁護士です。推進センターは良い講師を発掘してきました。この先が楽しみです。
演題も『水害リスク』というこれまでにないテーマで、私には新鮮でありがたい解説でありました。講師も現場の問題とかけ離れた内容に入っていく法律学者も多いのでありますが、久しぶりに切れ味の良い浪速弁講師でした。『水害リスク』の問題も、身近な紛争種であります。最近は消費者(特に買主)保護に集中した判例が多いこともあり、インスペクションと呼ばれる「建物目視検査」なども導入され、中古住宅流通に政府も力を入れています。
若者世帯が次々と新築住宅に入居し、親が住む『実家』は空き家予備軍となっています。親と同居する子どもは10%はいません。時代の流れで、仕方ないと思います。新築住宅の売買は住宅メーカーや工務店が独占ですが、古くなると私たち中小中堅不動産業者まで流れてきます。ここでインスペクションと呼ばれる「建物目視検査」で見える化し、お得感を出せるわれわれが今の建物の実態を間違いなく伝えて購入して頂く。ここに間違いがあってはなりません。一層勉強します。
ITデジタルAI時代になれば、先のリモート会議のように、東京に情報が集まりここから新しい情報が発信されると考えられていた『東京神話』が霧散します。優れた発信者がいれば、大阪からでも九州からでも情報が発信されます。情報は新しく生み出すことでも、既存のネタを組み合わせて新しいモノにすることでも誕生します。なくなる商売生まれる商売、アンテナを高くしないと生きて行けない時代になりましたが、逆にアンテナさえあれば力強く生きて行けます。