第2883回

悩みを抱えているあなたへ生きがいの創造をご紹介

標題が何だか人生相談風になってしまいましたが、今日紹介する本は、人生の目的を探しているあなた、今こころが最悪の状態にあるあなた、いっそ死んでしまいたいと密かに決心しているあなたへ贈る、一冊の本です。

と偉そうなことを言っても、私もごく最近確か藤本博之さんだったかに教えられて、読んだのがきっかけです。そしてすぐに全従業員数の注文をして、渡しましたがまだ反応はありません。この本自体は1999(平成11)年に発刊されていますから、もう随分売れて、その筋の達人の間では、バイブル的珠玉の一冊となっているようです。

副題に「生まれ変わりの科学が人生を変える」と書かれています。ずばりこの本は、「死後の生命」や「生まれ変わり」に関して、経営学者としての科学的研究を整理したものです。決してオカルト的に興味本位に、超常現象を扱ったものではありません。

著者の飯田史彦氏は、経営学者として、「人間の意識・価値観は、最も本質的・根源的なところで変わらない限り向上せず、本当の生きがい・働きがいも見いだしにくい」との問題意識から、世界に散在している「死後の生命」や「生まれ変わり」の科学的研究を包括的に整理し、「生きがい論」としてまとめ上げたのです。

つまり過去生を知って、これからの自分の人生を、どのように考えて生きるかということを追求したものです。

この飯田史彦氏は当時福島大学の経営学教官として、「人事管理論」を研究していたために、人間の「働きがい」や「生きがい」と呼ばれるもの、あるいは「幸せ感」について、寝ても覚めても考えていたと言います。

どうにかして社員や部下の価値観をもっと深いところからゆさぶり、これまでの考え方を根底からくつがえすことによって、表面的な「働きがいの向上」にとどまらない、本質的な心の変化を生じさせたいと考えたのです。

もしも、「死後の生命」や「生まれ変わり」が事実であると仮定すれば、私たちの日常の小さな不満は無意味なものとなり、何の価値も持たないように見えた不幸や挫折が、逆に重要な意味をおびてくる可能性があります。それらの知識は、どのような激励の言葉よりも強力な、「生きがいの源泉」となってくれるかも知れないのです。

「元気を出してがんばれ」と、激励することは簡単です。けれども、生きがいを失った人々は、「生きる力の源泉」そのものを失っていることが少なくありません。いわば、電池の切れた装置が、スイッチを入れても動かないのと同じ状態であり、ただ「いつまでもスイッチを切っていないで入れてみろよ」と声かけるだけでは、効果は望めないのです。

このような、「生きがいの源泉を失ってしまった人々」が、現在、私たちのまわりにはあふれています。どうか元気な人もこれを読んで、落ち込んでいる人の電池を充電してあげてください。また落ち込んでいる人も、これを何かのヒントにしてください。

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