稲盛和夫塾長正式に日本航空CEO就任





今月19日(日本時間20日)にハワイでお会いした時に、およそ200名の塾生の前で、「2月1日に本社へ行って正式にCEOに就任する」という決意を述べていらっしゃいました。新聞には、日本航空が会社更生法を提出した重大な日に、海外出張で会見の席にいなかったとか、先月誕生日で78歳になった老人だとか、週3~4日の勤務で何が出来るのかと懐疑的な論調が目立ちます。
しかしわれわれ塾生が聞いた塾長の決断は、「JAL再建はみずからの命をかけて人生最後の仕事をする」という内容でした。小欄でも、その時のお宝映像をお見せしたいほどです。
稲盛和夫塾長は、受けたからには片手間でするようなお人ではなく、真意は分かりませんが、本社CEO室にいるのは週に3日かも知れませんが、その余日は恐らく現場を見るのだと思います。
塾長は「ファインセラミック」の合成をスタートとして、その後この周辺ビジネスを広げて行かれました。私たちが愛用している釣り竿のガードにしても、金属円の内側にセラミック使われています。要するに稲盛和夫塾長の成功の原点は、「現場」にあるのです。
聞くと大西賢社長は、54歳で整備部門出身とのこと。一番大切な「安全運航」にまずは石を打った稲盛和夫塾長。「飛び石は打つな」というのが持論で、人員削減案等で社内が動揺している中、「安全運航」をまず徹底させることは、盛和塾ではあたり前の習性になっています。
ハワイからの帰り便でも塾生は、これからは国内線も国際線も、「みんなJALに乗ろうぜ」が合い言葉でした。稲盛和夫塾長の決意の中で、1月に発表になった今年度各地で開催される「塾長例会」の日程に変更はないとの意向が盛り込まれていました。
もう一つの合い言葉、「塾長がこれから現在進行形で『経営の模範』を、JALという申し分のない組織を使ってわれわれ塾生に見せて下さる」。これ以上の「経営問答」はないと思います。
写真はすべて盛和塾本部からお借りしたものです。撮影は小畑章氏。これの無断転用は困ります。