第2661回

池田塾10月例会 世界金融危機からの再生

三菱UFJ信託銀行業務顧問・中村裕一様の解説でした。元高松支店長をされていたとの紹介がありました。池田塾主宰の池田清一郎様も、三菱信託銀行高松支店長でした。

私も池田塾参加は、本当に久しぶりです。この1年は出ていないと思います。池田塾は、地元の情報を中心に、全国区の顔を持つ池田清一郎さんが、経済から芸術文化に至るまで、秀でている人を招聘して紹介する会です。

 

本日の「世界金融危機・・」という内容の話しは、もちろん経済話しです。2008年9月のリーマンショックからこちら、日本のGDPの落ち込み(マイナス5.4%)が世界中で一番大きいのは、輸出に頼る日本産業の構造からという説明は、実に分かりやすい説明でした。

特に自動車の輸出は、2008年9月(リーマンショック前)の3分の1にまで落ち込んでいます。2008年3月の全輸出総額7兆円に対して、2009年1月は3兆円まで落ち込んでいます。

サブプライム問題とは、アメリカ・イギリスなどの低所得者層(直訳では信用力の弱い人を指しています)に、住宅をローンで売り、数年を待たずに支払金利が上がりそして支払総額が倍近くにもなるローンです。住宅価格の値上がりで、追加ローンが組める程、住宅価格は加熱していました。

更に悪いことに、そのローン債権を不動産ファンドにして、世界中に販売したのです。リスクが高い程、金利は高いのです。高金利の商品は、世界中のマネーが待っています。アッと言う間に、この不動産ファンドが売れたのでした。

そうしている間に、ローン支払いに窮した人が世界中に溢れて、この正の善循環が狂ってしまったのでした。

そして2008年9月から、世界中の中央銀行は金利を下げました。その銀行の損失は、米銀14兆円、欧州銀12兆円ですが、アジア銀はほとんど被害がありませんでした。

このように各国が、財政出動をして、世界経済成長を回復させつつあります。ピッツバーグでのG20で、持続可能な経済活動のための基本的価値観(独メルケル首相)という世界の意見の合意が見られ、さらなる財政出動が約束されました。

さて日本は、政権の交代で正常化しますかね。マニュヘストに掲載したから、何が何でもという政府に危うさも感じます。大人ですから政治家は。

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