第2623回

高知県桑瀬峠から寒風山笹ヶ峰縦走はもうだめだからはじまる

2年ぶりくらいでしょうか、「山と花暦の会(虫本隆夫大将)」の主催する山歩きに参加しました。母が倒れて入院やらデーサービスなんかで、その間は休止していました。母の状態が安定したので、また山と遍路を復活したいと再挑戦を開始しました。

歩き遍路もやがて2年になりますか、休止したままになっています。今月27日からまた歩く決心をしています。こちらも遍路道(歩きやすい道)の2割と一般道(コンクリート道)の8割を、多いところでは20㎞位歩きます。お寺の参拝がなくて、ただひたすら歩くだけの時もあります。

ところで今日の山歩きですが、医者からー両足の膝が悪いので漢方薬を」と処方されて、7月から飲み続けています。その予言通り、これまでになく左膝が痛くて食事後の笹ヶ峰からの下りヤブこきで、「今日は本当にだめかな」と思いました。

痛くて最後は、カニさん歩きです。体力がないのと、己の体重の重いのが全ての原因です。妻が先に歩いていますが、彼女との距離が一向に詰まないのです。こんなことは初めてです。私がサポートする役と決まっていたのですが、どうにも前に進まないもどかしさ。

そこへ稲盛和夫塾長の言葉が聞こえてきました。歩いている時ぐらい勘弁してよと言いたいのですが、曰く「もうダメだ」という時が仕事の始まり。凡人の教えでは、「もうダメだと思った時、いま一歩がんばる」というものだと思います。

ところが稲盛和夫塾長の教えは、「もうダメだ」から第2のスタートを切れというのです。この教えが頭をよぎると、もうダメだという私の左足にも、「おいおい足よなあこれからだよと言い聞かせ」、エンジンブレーキを効かせるためのトルクギヤーを2から3へ切り替えて、今以上左足に意識を集中しかかとから着地する走法で難所を越えました。

痛いのは痛いままですが、意識を一歩一歩に集中することで、何だかそこにパワーが集中したようです。結果、どうにか皆さんに続いてゴールすることができました。あり難やありがたや。

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