売国者たちの末路 私たちは国家の暴力と闘う 副島隆彦と植草一秀共著

驚きの本が上梓されたものです。21年7月1日祥伝社から、本体1,600円+税で発行されています。私も新聞への広告を見て、興味を持って買い求めました。
この本は、副島隆彦氏と植草一秀氏の対談形式で構成されています。オピニオンリーダーが副島隆彦氏で、彼の質問に植草一秀氏が答える形です。
副島隆彦氏は、知る人ぞ知る「民間人国家戦略家」として活躍する人ですが、一般にそうは知られていない人です。一方植草一秀氏は、それまではWBCなど数多くのテレビ番組に露出し、その解説ぶりは素人受けする実に分かりやすい内容でした。
と言うより、あの「スカート手鏡痴漢事件」の容疑者(被告人)と言う方が、われわれ下野な庶民にはよく分かる紹介です。
植草さんは、小泉・竹中構造改革政治(2001年~2006年)の荒れ狂った嵐の中で、日本国でいちばんひどい目に遭った人である。例の痴漢冤罪事件の謀略である。
今や小泉純一郎と竹中平蔵を頭目とする売国奴たちが退場しつつある。彼らは日本国民から石の礫(つぶて)を投げられ、追われようとしている。私はこの8年間、自分の金融・経済本で、この頭目2人を含めたアメリカの手先となって動いた者たちを、名指しで厳しく批判してきた。このあとも「売国者たちの末路」をしっかりと見届けたいと思う。
植草一秀氏は、今すぐにでも日本国の金融・財政の担当大臣になれる人物である。われわれ日本国民のために、最も優れた政策を実行し、かつ実現できる器の持ち主である。日本がアメリカ発の世界恐慌の嵐を何とか越えられるように、今こそ植草一秀という立派な男を皆で応援しましょう。(本書「まえがき」より)
驚きの前書きから本文を読みました。http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/には、確かに彼の冤罪を晴らそうとする多くの人のホームページへのリンクもあります。裁判を傍聴した人の記録も掲載されています。
私はあの「スカート手鏡痴漢事件」が冤罪だとはまったく考えていなかったのです。少なくともこの本を読むまでは。しかしこれを読むと、「もしかしたら冤罪ということもあり得るかな」とも思い始めました。
奇しくもこの話題を書いているこのタイミングで、植草一秀収監のニュースがYahooで流れています。実に皮肉に感じます。何の背景も知らずにこの収監のニュースを見れば「やっぱり」と思いますが、本が世に出て1ヶ月で、多くの人が「冤罪」ももしかしたら有かなと、頭の隅によぎったのではないでしょうか。