第2557回

首都圏大手タクシー会社国際自動車が事業許可取消も

大手タクシー会社「国際自動車」(東京都港区)が、国土交通省関東運輸局の監査で運転手の違法な超過勤務を指摘され、今月16日に聴聞を受けることが報道されています。

聴聞の結果、違反事実が確定した場合、一般乗用旅客自動車運送事業者としての許可が取り消される見通しで、タクシー1321台、ハイヤ1589台の営業が出来なくなります。

国交省によると、今年2月に同社赤羽営業所に監査を行い、タクシー運転手の勤務実態を調べたところ、違法な超超過勤務が見つかったという。

道路運輸法に基づく処分基準というものがあって、3年間での累積の違反点数が80点に達すると事業許可の取消処分となるが、同社の違反点数はすでに47点に達しており、2月の違反を加えると80点を上回るという。

報道のように3,000台近くのハイヤタクシーが動けなくなると、会社は勿論乗務員も、そして乗客も困ることになるのでしょう。とは言っても「法は法」ですから。

昨日の盛和塾塾長例会の二次会でも、超過勤務の話しが出ました。誰にも負けない努力をするのだが、労働基準法等に触れてはならない。特に京セラのような上場企業になれば、その辺の監査も大変厳しいものがあります。

時間外労働は1.25倍の賃金を、深夜勤務となれば1.5倍の賃金を支払うことになります。そして超過勤務になると、休憩無くして働かせたことにもなって、お金で片付かないことにもなってしまいます。

しかしわれわれ中小零細企業では、本音と建て前が交錯します。週40時間だけでは、誰にも負けない努力をしたことになりません。勿論経営者らは24時間365日働いても、例え行き倒れになっても罰則はありません。念のために。

全従業員の物心両面の幸福を追求する京セラは、この辺のバランスが良いから、こんな未曾有の不景気の今期でも赤字にならないのでしょうか。

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