香川胆識の会12月例会は羽藤寛幸氏のわが経営を語る
喜代美山荘花樹海で行われる、今年最後の例会でした。香川胆識の会は、コロナ前の2019年12月に解散した『盛和塾香川』の受け皿組織であります。稲盛イズムの神髄を勉強し、経営を伸ばそうと苦心している経営者(主に若い)が集まって研鑽を重ねています。4日には私は欠席になりましたが、京都での世界大会で6名の経営発表がありました。
前段にいろいろありましたが、後段は『わが経営を語る』として、今日は(株)中野屋高松代表取締役・羽藤寛幸氏が独立からの10年間の経営について、謙虚に話しをされていました。心迫るモノが在り、思わずもらい涙を禁じ得ませんでした。琴平の『うどん学校中野屋』の娘婿として入り、10年前に独立して『中野屋高松』を起こして、今では冷凍うどんの進化系に辿り着き、販路を来店者のみならず、来店できない人にも通販で食べて頂くことを考案し、完成させています。
本人も言う通り、稲盛和夫塾長が入社3~4年後から研究室に鍋釜を持ち込んで寝食を忘れて実験に没頭した姿、まさに羽藤寛幸氏の取り組は塾長のそれと全く同じモノだったようです。稲盛和夫氏も、ファインセラミックスという異次元の世界に挑戦しました。羽藤寛幸氏も新冷凍うどんという『新規事業への挑戦』を3年かけて、借金1億円を背追いながらやっています。
私もまだ現物は見ておりませんが、麺と出汁とトッピングの3つを一つの容器に収め、「電子レンジ」で指定時間暖めると完成し、そのまま食べられるというモノです。それでいて、食べた塾生が美味しかったと言うのです。私も麺職人でした。私には、この発想は出来ません。少しでも麺を作ったことのある職人は、麺だけの冷凍はあっても、出汁も具材も一緒に加熱するということ自体を考えられません。
稲盛和夫塾長は実験を重ねて、世界で2番目にファインセラミックスを完成させたように、羽藤寛幸さんも実験に実験を重ねて編み出した世界初の商品だと思います。明日訪問して、現物を見せて頂き勿論買い求めて試食してみたいとワクワクしています。こんぴら参道の『中野屋うどん学校』も、これまでの常識を打ち破った快挙だったと思いますが、先代を超えたかも知れない羽藤寛幸氏の挑戦に拍手喝采です。
私は盛和塾とは別のステージで、先代の中野屋社長中野吉貫さんを存じ上げています。盛和塾へは、先代と入れ替わって羽藤寛幸さんが入塾したようです。稲盛和夫塾長は、いろいろなモノをわれわれに残してくれています。負けないスピリッツ、羽藤寛幸氏は実に良いモノを自分のモノにされました。感動的な実話、赤裸々にありがとうございました。両親に感謝だそうです。また涙ですね。