デジタル一眼レフカメラ、ブームの代償
デジタル一眼レフカメラ市場が、”ブーム”と言えるほど過熱感を増しているという。入門機と言われる「EOS Kiss X2」を3月末に投入したばかりのキャノンは、さらに価格を引き下げた「EOS Kiss F」を6月末から販売している。
その価格が安いのです。前者が8万円前後、後者が7万円を切る値段になっています。もちろん純正レンズが1本ついた価格です。
私もカメラには下手な横好きで、若い頃はフイルム一眼レフカメラを持って柄にもなく撮影会へも行っていました。「ニコンF2」なんかは、20万円近くしたのではなかったかな。それが今では、腰に下げた吉備団子ならぬ格好で、ベルトにカメラをつけて歩いています。そのくらい、小型機を愛用しています。気がつけば、はいポーズです。
ところがニコンが2月に発売した入門機「D60」を先月末から最大1万円の現金還元で、前機種の「D40」になると4万円代で買えるというのです。こうなると持ち運びだけです、困るのは。さすがに一眼レフカメラとなると、入門機でも大きいのです。腰に付けては動けません。
でもね、写真の命であります「画像」を見ると、一眼レフは綺麗ですね。確かに○万画素という比較値もありますが、レンズが大きいのが間違いなく明るく美しいのです。人間の目でも、目の大きい人がよく物が見えるでしょう。(もちろん冗談ですよ、他言無用)。不自由を覚悟すると、カメラは一眼レフに限ります。一般的にストロボも大きいですから、夜の室内も比較的光量たっぷりの絵が撮れます。
2007年のデジタル一眼の国内出荷台数は、106万台にもなるそうです。前年対比50%近く増えた計算になります。フイルム時代の1980年に記録した約128万台という、年間一眼レフカメラ最多出荷記録を超えそうです。
ただし、今回の本体プラスレンズ1本つき販売に、交換レンズが付随して売れていないようです。私からすれば、フイルム一眼レンズはマニア向けで、デジタル一眼レフは、素人向けですから、この現象は当然といえると思います。
そんな中で販売台数を確実に増やしているのが、「キタムラカメラ」だそうです。私はキタムラカメラをよく利用しますが、別に何を貰っているわけでもありません。キタムラカメラはその販売価格が安いのだそうです。デジタルカメラは、デオデオでもケーズ電気でも、ビックカメラでも販売しています。しかし、値段が一番安いのだそうです。
キタムラカメラは、出口戦術を取っているのですね。カメラを買えば、プリントまで刷るのです。カメラマンが増えたら、プリントをはじめ、周辺機器が売れるという作戦です。だからカメラは薄利でもいいのでしょう。今度インターネットで注文した写真を取りに行ったら、ちょっとカメラを覗いてみましょう。いえいえ買うのではなくて、ちょっと覗くだけですから、念のために。