公有不動産の有効活用については近畿定期借地借家権推進機構研修会


同機構が主催する、平成20年度第1回研修会が、大阪中央区「ヴィアーレ大阪」で開催されました。私も会員ではないのですが、ここの認定上級アドバイザー資格を付与されていることから、研修会に参加しています。
高松中央インターからバスへ乗り込んだら、中原弘(香川県宅地建物取引業協会副会長)さんがいました。聞くと今日は、暇な2人だけの参加のようです。タイトルが大きすぎるというのも、不人気の原因かも知れません。
「地方公共団体を取り巻く環境と公共財の流動化」というレジュメタイトルに、またまた圧倒されました。しかし会場は満席です。後ろの橋の予備席まで、受講生がいます。参加費が安いのも満杯の理由かも知れません。講師は、㈱都市経営戦略研究所の執行役員、尊田美和子さんです。実に適任者を探してきたものです。
彼女の経歴は変わっていて、東大を卒業して1年後に地元佐賀市役所に入庁。最後は、商工振興及び中心市街地活性化支援業務に従事して、都合9年間市役所へ勤務したようです。
話を掻い摘んで要約すると、「公共財が余っているからこれを民間と一緒に有効活用して、収益を上げて地方公共団体の税収以外のインカムを高めたい」という話です。
これまでの有効利用の手法は、売却一本です。売却が手っ取り早いという側面は確かにありますが、この手法を否定せず、その他プラスアルファーの新手というところですか。その仲介や企画をするのが、彼女の勤務する会社なのでしょう。名古屋に会社があるというのも、ベンチャーらしいところです。
この計画の中心をなすのが、平成4年施行の「定期借地権」と平成12年からの「定期借家権」の活用です。いずれも契約期間満了で、「土地や建物」の返還を求めることが出来ます。契約期間が固定されることから、収益も確定するわけです。定借機構としては、新たな定借権の活用先が出来たと、鼻高々でしょう。
しかしこれらのビジネスは、わが社のような中小企業では出来ません。聞けば聞くほどその限界を感じました。仕方なく中原弘さんと一杯やりながら、ワイワイガヤガヤで帰ってきました。
先の東京での話は、「不動産M&A」でした。単純媒介の仕事が減る中、次を模索するのですが、なかなか上手いネタは落ちていません。それでも自社の業績向上のために、同時に業界のネクストワンのために、そしてその結果が社会貢献に繋がるために、探すのをやめるわけにはいきません。