東京不動産価格大暴落説
東京の不動産鑑定士や、税理士さんからレポートが送られてきます。ここのところ気になるのは、「不動産価格」の暴落の心配記事です。あくまでも予想ですから、どうなるかは神のみぞ知ることですが。
日本の不動産金融での第一人者と言われている、早稲田大学大学院の川口有一郎教授は、「実物不動産は07年11月にピークを迎えた。そして12月末に金融庁は銀行に対して融資の引き締めを指示したことで、実物不動産への融資も細り始めている。おそらくこれから実物不動産市場が崩れる」と語っています。金融庁の口先介入は、夏以降既に始まっていました。
不動産に、このように「実物不動産」と「金融不動産」が出来たのも21世紀の産物です。実物不動産は、これまでもあった文字通りの土地や建物等の不動産。一方「金融不動産」は、「不動産ファンド」や「信託受益権など」に代表される不動産派生商品です。
ところでこの実物不動産の価格が下がっているそうです。土地はもちろん、分譲住宅も分譲マンションも下がっています。ついこの前まで、昨年の秋頃には、銀座の土地が1坪1億円を回復して、2億円の声も・・・と聞いていました。先の川口先生の弁によると、11月がピークだとすれば、上げ下げが横並びの状況です。
全国の実物不動産が値下げする中で、東京だけは別格と言われていました。ミニバブルだとも言われていました。私もそう考えていました。しかしここへ来て、大暴落と聞くと、背筋が寒くなります。もちろんわが社の業態は、不動産仲介業ですから、不良不動産を抱えているわけではありませんが、しかしこの報道は、長い不景気がまだまだ続くという前兆のように思います。
一方米国カリフォルニア州では、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題の影響で、差押えとなる住宅が急増しているようですが、そんな中、安値で売りに出された差押え物件に新たな需要が、それもバスツアーで団体客が押しかけているようです。
前回平成3年のバブルは、今回のバブルと資金が違います。前回のバブルは日本中の謂わば邦金でした。今回のバブルは、グローバルマネーです。米国のサブプライム損失も大きく影響しています。世界中のお金が、日本中から抜けたのです。首都圏のマンション情報誌も、「完成品は安心」と書かれています。決して売れ残っているとは申しませんが。