植本義明前会長との思いでその弐


あいにくの雨になりました。にもかかわらず故植本義明氏の葬儀告別式に、全国から3,000人(予想)が参列しています。読経が終わっても、焼香の列が絶えません。
昨日の通夜にも、東京から藤田和夫全宅連会長はじめ、47都道府県の会長元会長らが、参列していました。11万会員の代表者が、田舎での通夜に来るのは、異例中の異例です。住職が思わず、「こんな参列者の多い通夜ははじめて・・・」と漏らすのは無理もないことです。
藤田和夫全宅連会長の弔辞にも、カメラ好きの植本さんの話が出てきていました。常にカメラを持ち歩き、撮影してプリントアウトしてプレゼントします。私も随分頂きました。特に海外旅行の1ヶ月後には、写真交換会があって、それぞれが撮った写真を交換するのですが、その会場にはBGMの代わり旅行中のビデオが流されています。毎日10時間で10日分の映像ですから、5時間のこの間では見切れません。
そして藤田弔辞にもありましたが、英語と北京語と韓国語とロシア語を話して、随分旅行を面白くして下さいました。
海外でも一応研修旅行ですから、地元の不動産協会や不動産業者を訪問します。アポもありますが、ほとんどは時間が読めないので、「突撃この街の不動産業者」的な軽いノリで、突然バスを停めて、大勢で乗り込みます。先頭はもちろん植本義明団長です。
最初は怪訝な顔をされます。それはそうですよね、見ず知らずの多勢がアポなしで入ってくるのですから。
その現地人も、10分もしないうちににこにこ顔です。その秘密は、日本から持ち込んだプレゼントです。紙風船や餅菓子、日本製の安い時計や、ハンカチや和手鞠など、安い物ですが値段が分からないものをプレゼントします。数で攻めますから、相手もあきれて、そのうちにニコニコ顔です。
また植本義明前会長を語る時に、その器の大きさと共に多くが納得するのが、「可愛い」ところを持っているというその性格でした。茶目っ気というか、悪ガキというか、「憎みきれないろくでなし」というほど悪くはありませんが、特異なキャラクターでした。
高松紫雲ライオンズクラブ平木澄男会長の弔辞にも、今年3月の例会で植本義明前会長がメンバースピーチをされたと報告がありました。エジプトでガイドがあっちを向いている隙に、禁止されている石を持ち帰ったそうです。それを皆さんに披露して。
また撮影禁止のところでも、ビデオが廻っていたことはよくありました。恐らくその映像は、本人もすべては観ていないと思います。写真の数と、ビデオの数は、記念館が出来るほどでしょう。本日の会場でも、小泉純一郎元首相、安倍晋三前首相、亀井静香氏、舛添要一氏、石原伸晃氏、真鍋武紀香川県知事、増田昌三前高松市長、扇千景前参院議長などとのツーショットが掲示されていました。
生前に本人が、今日のために取り揃えた「作品」です。先の「突撃この街の不動産業者」の際でも、小泉純一郎首相との写真を「会報誌」に大写しで掲載して、そのページを現地人に見せて、「有名人」をアピールしていました。見習うアイデアですね。一般観光客のわれわれが行く街では、どこへ行っても、当時の小泉純一郎首相の顔は知られていて、「プレジデントkoizumi?」と言われたものでした。
返す返す残念です。偉大な先輩、刎頸の友をなくしたのです。