桂 銀淑(けい・うんすく)と欧陽菲菲(おーやんふぃーふぃー)の二人
私は、先月覚醒剤取締法違反で、関東信越厚生局麻薬取締部に、所持の現行犯で逮捕された桂銀淑さんの歌声が好きでした。桂容疑者は「自分が使うつもりだった、すみませんでした。」と容疑を認めて謝罪しているというのですが、残念なことをしました。
私の中では桂 銀淑と比較検討の相手は、なぜか欧陽菲菲さんなのです。欧陽菲菲さんは、中華民国(台湾)出身の歌手です。台北市にあるレストラン・シアター「中央酒店」で歌手デビューしたのです。要するに欧陽菲菲はある程度の地位の歌手として来日し、『雨の御堂筋』で日本デビューしたのです。同曲が約136万枚の大ヒットになり一躍人気歌手になったのです。
そして1972年の「第23回NHK紅白歌合戦」に外国人ソロ歌手として初出場を果たします。
また『ラヴ・イズ・オーヴァー』などのヒット曲を飛ばしたことで知られ、そのソウルフルな歌唱がアジア各地でも高い人気を誇っています。
一方桂 銀淑さんは韓国出身の演歌歌手です。
1977年に韓国でモデルとしてデビューしています。韓国国内のシャンプーのCMキャラクターに抜擢され、その後1979年に歌手デビューしました。
その後、作曲家の浜圭介氏に師事し、1985年に「大阪暮色」で日本デビュー。以来「すずめの涙」「夢おんな」「酔いどれて」「真夜中のシャワー」「アモーレ~はげしく愛して~」「ベサメムーチョ」など次々とヒット曲を連発し、NHK紅白歌合戦には1988年から1994年まで7年連続出場しています。
レコード大賞優秀賞やアルバム大賞なども受賞し、人気を不動のものにしていました。浜圭介とのデュエット曲「北空港」は、数あるデュエット曲の中でも人気が高く、現在でも多くのカラオケファンに愛されているところです。
共通するところは、独特のハスキー・ヴォイスが魅力的であること。大阪弁の歌が多いこと。また共に美人でありました。
そして桂 銀淑は弱い女、欧陽菲菲は強い女のイメージでした。確か欧陽菲菲は医者の妻に収まったのではなかったですか。
皮肉なことに、桂 銀淑の「大阪暮色」の歌詞には、「あの人がすきやねん♪ くるうほどすきやねん♪ 北の新地に雨が降ります♪ 悲しい歌が聞こえる♪ あほやねん あほやねん だまされたわたしがあほやねん♪」。これが耳に残って、哀れを誘います。