第8169回

オイスカアクティビティ3日間の名取市海岸林再生プロジェクト

2011(平成23)年3月11日の東日本大震災の津波で、壊滅的な被害を受けた宮城県名取海岸林の修復再生プロジェクト10カ年計画で、名取海岸林は見事に再生がなりました。幾つかの組織が知恵と意地をかけて、自分たちの守備範囲を懸命に手当てしています。公益財団法人オイスカは、その中の一つとして黒松の苗を植えて、丹念に育ててきました。その成果を自分の目で確認するために、四国支部から泉雅文会長をはじめ、7人でやってきました。

高松空港から羽田空港へ、東北新幹線を乗り継ぎ仙台駅まで、そこからレンタカーで仙台市博物館をまず訪ねます。ここには伊達政宗に関する資料、この時代に『慶長遣欧使節団』の支倉常長がローマ法王に拝謁し、多くの資料を持ち帰りながら徳川幕府の鎖国政策のため努力が水泡に消えた物語が映像で紹介されています。奥州大名一国で欧州へ使者を派遣したことは、既に知っていたこととは言いながら、改めて驚きます。

今日の最後は、震災遺構・仙台市立荒浜小学校を訪問しました。大震災において、児童や教職員、住民ら320人が避難し、2階まで津波が押し寄せた荒浜小学校。

津波による犠牲を再び出さないため、その校舎を震災遺構として公開し、津波の脅威や教訓を後世に伝えています。屋上に避難した人々を、ヘリコプターが救助する映像が今でも記憶にあります。

高校生や海外からの視察団の集団が、大型バスで駆けつけています。会場に備え付けられた印刷物によると、このような遺構はほかにも幾つかあるようですが、ここはまさに象徴のようであります。すぐそこにはもう海が広がっています。大型駐車場やトイレが整備されて、極めつけはエレベーターの設置であります。多くに見てもらうことからは必要な措置でありますが、違和感があります。

今日の締めは、わざわざ石巻から夫婦で駆けつけてくれた宮本嘉二さんとの会食でした。この先も、何度会えるか分かりません。今やることは、今しかない。明日はメインアクテビティ、オイスカは米を植え、作物の種を蒔き、木を育て、人材も育成しています。ここ名取では、震災復興のシンボルとして松の苗木を植えて、10年超で日本一の防砂林を作っています。ここにはオイスカの猛者が待機しています。明日が楽しみであります。

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