MRJ苦悩受注3年ゼロ納入期限まで1年
三菱重工傘下の三菱航空機(愛知県豊山町)が、開発中の国産航空機「三菱リージョナルジェット(MRJ)の開発販売に苦悩している。先の米ボーイング機事故の余波が、新たな懸念材料として浮上してきた。MRJは1965年の、「YS11」以来となる国産民間旅客機として08年に開発がスタートし、当初計画では13年12月の納入を目指していた。
それが度重なる延期を繰り返し、現在はアメリカで商用運行に必要な国土交通省の「型式証明」を取得する手続きや、試験飛行を続けている。それでなくても遅れているのに、ここへ来てボーイング社の事故から、基準がより一層厳格になるのではないかと心配する声も多い。果たして、MRJは飛ぶのか。私も、非常に心配するところであります。
公表している2020年半ばの初号機の納入期限まで、約1年しかないのに、新規受注はこの3年間でゼロ。競争環境は悪化し、量産体制の立ち上げもにも遅れが見られ…