日本への直言by稲盛和夫
1998年7月2日第1版第1刷発行PHP研究所からの、稲盛和夫盛和塾塾長が「いたたまれない」思いを綴ったモノです。「おわりに」の項で、本書を通して私(稲盛和夫)は、日本社会の大変革の必要性について述べてきた。これは外部から出来るモノではなく、内なる力で成し遂げなければならない。そして、その時間はもうあまり残されていない、と書いている。
変革には、当然のことながら痛みを伴う。今までのシステムの中で繁栄を享受してきた人々が、新しいシステムへの移行によって既得権益を失うこともあるだろう。また、一時的に社会秩序が混乱する場面が見られるかも知れない。しかし、それでも明るい夢の持てる、自由で活力ある社会を作り上げるために、私たちは改革を急がなくてはならない。
このような状況の中、日本の変革のあり方について、私の考えるところを、「直言」という形で述べさせて頂いた。何者にも左右されず、私が強く感じたこ…