中高校生3年間は限りなく短い
高校で、茶道部の指導をされている先生と面談した。接点は『高校生茶会』、特別名所栗林公園内で開催されている高校生によるお手前だが、9月19日(月)敬老感謝の日として祝日、高松商が公園内の日暮亭でお手前を披露する日で、私も朝から駆けつけた。結果、台風の影響で公園が閉鎖、当然予定されていた茶会も中止になってしまった。
今年3年ぶり開催で張り切っていた『高校生茶会』、17日からの開催で完了できた高校もあったのですが、最終日は中止で、高松商茶道部は久しぶりの外部披露会がなくなったわけです。中高の部活を預かる先生は、同じような悩みを持って悶々としています。初めて経験する新型コロナウィルス、誰が正解を持っているか誰にも分からない手探りの状況下。お茶会を例にとっても、練習を重ねても披露する機会がないと、熱が入りません。
日本文化の象徴的『茶道』は、ある意味『おもてなしの具現化』ではなかろうか。茶をたてるにしても、あれほどまで丁寧にかき混ぜなくてもことは足りると思う。出す仕草にしても、もっと簡潔にやってしまうことはいとも簡単だ。道具の褒め合いも、改めて言うまでもなく分かっている人には十分に、全く分からない人は諦めて聞いていない。それでも手順としてのプロトコールが、古くから重要視されてきた。
こんな現実の中で、指導教員は、専門家師範の助言を得て生徒と接する。3年間の発表の機会が、ことごとく新型コロナウィルス感染症のためになくなり、部活も休止を余儀なくされて、部活を再開しても励みとなる発表会の予定がない。これは何も文化部だけのことではない。運動部も全く同じことが言える。また高校生の3年間、子ども達は発表会(体育会は試合ごとに)ごとにたくましく成長する。
高校生茶会の情報収集のために訪問したのですが、指導教員の日常を聞くことになってしまいました。高校生茶会は、高松栗林ライオンズクラブもながく支援してきています。みずから『日暮茶会』を開催していましたが、昨年茶会専門家であったメンバーを失い、『日暮茶会』は確か58回(今季結成60周年)を最後に、復活することはないでしょう。
次のアクティビティーを模索する中、高校生茶会は良い企画だと思いますが、こちらも悪戦苦闘中です。これまでとの一番の違いは、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、すべての世界で、『2年半時間よとまれ』だったということ。逆にコロナを正しく恐れて、コロナ付きの経済を回していかなければなりません。