第39回四国こんぴら歌舞伎大芝居が10日から
明日から開催される今年の『四国こんぴら歌舞伎大芝居』、今日は恒例の前日『お練り』が行われ、詰めかけた約2万2千人が笑顔と歓声で歓迎し、『こんぴらの春』の到来を喜んだ。中村雀右衛門さんを先頭に、7人の役者陣が人力車で琴平町中心部で華やかに、明日からの大芝居をPRした。例年これを待ち構える歌舞伎フアンも多く、26日まで琴平町は沢山の見物客を飲み込む。
四国こんぴら歌舞伎大芝居は早いモノで、第39回を迎える。日本最古の芝居小屋として知られる『旧金丸座』で、東京の松竹と組んで毎年開催されている大芝居、琴平町や周辺事業者にはありがたい年中行事だが、収支は赤字が続いている。それでも経済効果は計り知れないと言われており、この時期の風物詩となって今に続いている。
江戸時代になるが、世の中が落ち着くと今でもそうだが庶民は娯楽を求める。その最たるモノが、非日常が楽しめる旅行で、伊勢参りと金比羅参りと京都遊山が代表的なモノものだが、こんぴらさんは海の神様として全国から多くの奉納・参拝があった。当時は『道後温泉』まで足を伸ばしたという記述もあるが、今では金比羅の湯も豊富で、好評を得ている。全国的に名を馳せた旅館・ホテルも数多く存在する。
金比羅宮での成功祈願の後、お練りは表参道の石段1段目付近から出発。地元団体による「こんぴら船々」の踊りや、広島県から駆けつけた「宮島太鼓」の演奏などに続いて、雀右衛門さんや尾上松緑さんら役者が人力車に乗って登場した。沿道から紙吹雪が舞う中、「京屋」のかけ声や「お帰りなさい」との呼びかけに笑顔で手を振り、ゆったりと町内中心部を巡った。
私も出かけたことがあるが、何とも言えない雰囲気が金丸座周辺に流れている。JR四国や三越などの芝居弁当が特に目に付いたが、この時代、古いモノを再現しようと関係者は躍起になっている。今年は、小学生の木戸番呼び込み口上が復活すると話題になっている。地元民も老若男女、束になって盛り上げに荷担している。この時期の金比羅宮境内も、サクラが満開です。