高松空港の濃霧対策26年度事業化がほぼ決定
私も被害を被った高松空港の濃霧、着陸時地上60㍍で滑走路や誘導灯などの目標物が見えなければやり直すことが義務づけられている。問題は着陸のやり直しや上空待機ではなく、他の空港や酷い場合は離陸した空港まで帰ることにあることだ。『天候調整』のアナウンスがあるたびに、乗客は1割程度のドキドキを経験する。
私の羽田からの便は、大阪伊丹空港に変更し、どうにか着陸した。昼間だったことから新幹線に変えて、夕方には帰高できた。高松空港は高台にあることから濃霧が発生しやすく、多い年には濃霧などによる視界不良の影響で年間40便以上が欠航。先のドキドキは、40便とは別にたびたびおこっていた。当然高性能の着陸誘導装置導入による欠航の解消が、長年の課題だった。
そこで県は、濃霧による欠航の解消に向け、着陸直前まで滑走路が見えなくても自動操縦で着陸できる『カテゴリーⅢ』の導入を国に要望してきた。これを受けて国土交通省は今年の25年度予算に、高松空港での着陸誘導装置の高性能化に向けた『検討調査費』を盛り込み、費用対効果の検証のほか、施設整備の内容や費用について検討してきた。問題なくここまで進み、来年度予算でいよいよ実施予算が付くことがほぼ決定した。
事業では新たな用地確保が必要となり、運用開始時期や事業費は未定となっている。過去の小欄でも書いたが、この問題は早くから国土交通省に陳情してきたことだが、歴代知事の治政時代には『検討調査費』さえも付かなかった。それが池田豊人香川県知事の誕生で、国土交通省の態度が変わった。池田豊人香川県知事は、国土交通省OBで現役組が忖度したのではないかとささやかれていた。
事の善し悪しは別として、これまで長く懸案だったモノがモノになるのは喜ばしいことであります。もう一つ歴代知事が国土交通省へ陳情してきた過程も、大いに役立っている。新知事就任直後に陳情しても、国の行政判断はそう簡単には進まない。いずれにしても、高松空港の『カテゴリーⅢ』はありがたい。最近は飛行機に乗ることが減った私ですが、大勢が助かるのではありませんか。
加えて着陸の確立が100%になると、『確実性』がイベント計画を後押しする。あなぶきアリーナの活用も、現在の稼働率90%から100%に近づくかもしれない。これまで県民が長く苦しんできた難問が、一つ解消する道筋が付いた。今年夏には香川県知事選がある、池田豊人香川県知事の二期目も大いに期待出来そうだ。