小さな香川県が旅行先ランキングで2年連続1位
リクルート(東京)の調査だが、2025年度の観光国内宿泊旅行調査で、香川県が2年連続で総合満足度1位に輝いたという。別の調査ではどうなるかわからないが、常に国内県域最少に代表されるように何事も下位に低迷している香川県の調査結果だが、旅行先で総合1位は凄い。それも2年連続と言うから、2度ビックリであります。
讃岐うどんや骨付き鳥など地域特有の食文化に加えて、3年ぶりに開催された現代アートの祭典『瀬戸内国際芸術祭』、新たな賑わい拠点として誕生したあなぶきアリーナ香川などが連覇に貢献したようだと報じられている。あなぶきアリーナ香川でのサザンオールスターズのコンサート等、私は行ったことがない。県外から大勢が押し寄せて、入場チケットはプラチナチケット化している。
調査は『じゃらんリサーチセンター』が4月に行い、25年度に国内で宿泊旅行を行った1万5548人から回答を得た。昨今の調査では、2年連続で総合満足度1位となった自治体は初めてだと言う。気になる総合満足度2位は、長崎県。3位が、岐阜県4位が石川県そして定番の沖縄県が5位と続く。何だか定番の多くの県が漏れて、新規が上位を占めている感が強い。
これまでの統計値と、明らかに違いが出ていると感じる。京都、奈良北海道などが上位だと思っていたが、旅行客も何度目かの経験で学習しているのだろう。地元ならではの美味しい食べ物があったかという質問の上位は、1位石川県2位が香川県、3位が宮崎県4位宮城県、そして5位に富山県が入っている。それぞれに、特産品を持っている。
私は香川が地元だから香川を除くとしたら、ダントツ1位は富山県だと思います。確かに石川県は美味しいモノが沢山あるのですが、富山県と比べたら高い。富山と金沢を比較すると、寿司の代金も5千円対1万円ほどの差がある。今の旅行は特に国内旅行は、豪華絢爛と言うより質素倹約とまでは言わないまでも、リーズナブルなお手頃感が支持されているのではないか。
テレビコマーシャルでも1泊38,000円のホテル料金に対して、19,000円で宿泊出来る予約サイトがあると宣伝している。これもまさに、お値打ち感だ。香川県を食で見てみると、何と言っても『讃岐うどん』だが、これも安い。その代わり死ぬほど並ぶが、それがまた旅行の良い経験になるようだ。特に体験重視と言えば、『中野うどん学校』がある。本家はこんぴらさんの階段下だが、高松へも婿殿が新店を出し、大型バスの観光客を集めている。
外国人アンケートではこの体験とその後の食事が、何より印象に残ったと答えている。私も経営者が昵懇で覗きに行ったが、前期高齢者の婦人が踊りながらうどん生地を踏んでいる。もちろん音楽つきだが、そこは演歌ではなくDJサウンド。参加者も、よく分からないまま実に楽しそうに参加している。やがてそれが食卓に並ぶが、自分で作った作品がまずいわけがない。大満足で帰って行く。単価は安いが高収益率で、客も店も喜び、長続きする。
この店『中野うどん学校』は、先代(存命中)の中野屋社長中野吉貫さんも婿殿にあたる羽藤寛幸氏も、元盛和塾生。高松校の授業中はドライバーに休息してもらい、うどんは完成品が提供される。またこの店次のステージ商品として、土産用だが冷凍うどんを試作していた。もう商品化して頃だが、徹底していて分かりやすい。海外客には、乾麺という古来からの手法もある。
先の選挙で大勝した池田豊人香川県知事も、観光客誘致に尽力している。特に知事はインバウンドに力を入れているが、障害者施設と同じで障害者に使い勝手が良いモノは健常者にも心地良い。同じく外国人を丁寧にもてなす県民性は、もちろん国内旅行の日本人にも優しく心地良い。唐突ですが私はこの先必要だと思うモノは、公衆トイレだと思うのです。
知らないところで言葉も通じないとなると、分かりやすいトイレが良い。残念ながら死去された、瀬戸芸にも関係していた草間弥生さんの赤かぼちゃや黄かぼちゃの公衆トイレはどうだろうか。空き地空き店舗を借りて、ユニバーサルトイレを作る。1位の香川県がやり始めると、あっと言う間に全国に普及するだろう。3連覇を目指して、池田豊人香川県知事さんどうですか。