第8483回

藤澤南岳先生第3回作品展&呈茶席

20日(土)と21日(日)の両日、大西アオイ記念館(高松市上林町)で、標題の催し物が開催されています。藤澤南岳(ふじさわ なんがく)先生は、幕末から明治・大正期にかけて活躍した儒学者・教育者・文化人であり、香川県高松市塩江町のご出身です。その生涯は、激動の時代にあって知と忠義を貫いた人物像として、非常に魅力的です。

父親の創設した『泊園書院(はくえんしょいん)』を継承し、数千人の門人を育てました。泊園書院は、荻生徂徠の古文辞学を継承する漢学塾で、後に関西大学のルーツともされています。南岳は、異端を排し、忠義を重んじる儒学を実践しながら、教育を通じて社会に貢献しました。

一方鳥羽伏見の戦いで幕府方として戦った高松藩が、朝敵とされる危機に直面した際、南岳は藩論を一夜で勤皇派に転換させ、藩の存続に尽力しました。その後、藩学「講道館」で督学を務め、藩士の教育にも力を注ぎました。「通天閣」(大阪)や「寒霞渓」(小豆島)など、著名な地名の命名者としても知られています。

多くの漢詩・儒学書を著し、教育勅語や論語の講義録なども残しています。書家としても高く評価されており、近年では南岳の書作品を集めた展覧会も開催されています。代表作には『論語彙纂』『中庸講義』『七香斎詩抄』などがあり、思想と美意識が融合した作品群です。

こうした書道の作品が弟子らによって表装され、今日の会場にその一部が展示されています。古文が読めれば一層興味が沸くと思いますが、浅学非才な身では、一瞥が精一杯。同行したかみさんも同じ感想のようで、文字通りお茶を濁して会場を後にしました。馬場朋美(行政書士)さんと四角整子(しかくよしこ)さんに勧められて、やって来ました。

残念ながら茶席は、21日9時半から開始です。お二人の着物姿が、拝見できるようです。明日の私は、高松商同窓会紫雲会総会であります。ご盛会を祈念しております。

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