香川いのちの電話公開講座



社会福祉法人香川いのちの電話協会が主催する、公開講座でした。思いつめずにいっしょに話そう、087-833-7830相談電話とチラシに書かれています。講師は、徳永進「野の花診療所」院長です。「人の話聞ける人聞けない人」というタイトルでしたが、タイトルに縛られる話しをする人ではないようです。
開口一番弔辞を読むし、ハーモニカーを吹くし唱うし、全く常識にとらわれない話しぶりです。この野の花診療所は、「ホスピス診療所」と紹介されています。死と向かい合う人のために開かれた診療所です。講師紹介で、徳永氏は鳥取赤十字病院に勤務したことがあると、紹介されていました。
赤十字病院で思い出したのですが、日赤高松にも小笠原望さんという内科医が勤務されていて、偶然でしょうが徳永先生と同じような話し方をされていました。この人の話にも、何度も泣かされました。似ているなとは、正直思いました。
今日の講演会は、厚生労働省の自殺防止対策事業の一環として行われています。今自殺者は年間3万人を越えています。10年以上この数字ですから、この間に30万人から40万人が尊い命を投げ出しているわけです。これに対して交通事故死は年間1万人ですが、これはもう30年以上前から「交通戦争」と呼ばれて減少の手がいろいろやられています。
これに対して自殺者は、何だかタブー視されているところがありませんか。この10年間ぐらいは、「君死にたもうことなかれ」という訴えが堂々と主張されていますが、交通事故に対して、呼びかけも水面下でという印象が私にはあります。プライベートなことで、関与するかしないかぎりぎりを狙っているような印象です。
そんな理解薄の私に、友がチケットをくれました。「人の話聞ける人聞けない人」を聴講に行くと社員に言ったのですが、「人の話を聞けない社長が何しに行くのですか」と言われて、社長は社員のことがわかってないのに、社員は社長のことをよくわかっているなと感心しました。それでも大切な頂き物ですから。行ってみて驚きましたが、会場満員、周囲は知り合いの女性が多数、お茶まで頂きました。
併せて死にたいという人に、「仕方ないな」というタイプの私は、相談員にもなれないと言われる始末。組織を揶揄しているわけではありませんが、プラス思考の人を導くのはこちらも楽しくてワクワクしますが、ネガティブな人を元気にするのは至難の技、いや技と思っているから出来ないのでしょうね。ついつい夢と希望を持って明るく元気を出してと言ってしまいそうです。
お詫びに、チラシ裏の「いのちの電話」解説文を掲載しておきます。
「いのちの電話」は、今日の苦悩の多い時代に生きる私たちが、”互いにひとしくよき隣人になりたい”という願いから生まれたボランタリーによる運動です。したがってこの運動は思想・信条・宗教などのちがいをこえた、暖かいふれあいと助け合いの心に結ばれたボランティアによって、運営されることを基本精神とします。
孤独の中にあって、助けと励ましを求める人々に対し、電話相談を通じて援助していくことを目的とします。
1953年にロンドンで始まった「いのちの電話」は、いまは70カ国、1000を越える都市に拡大されています。日本でも50センターが活動しています。
2000年から厚生労働省の補助を受けて自殺防止事業を展開し、毎年フリーダイヤル「自殺予防いのちの電話」を実施しています。2008年4月より毎月10日に実施するようになりました。