香川用水3次制限入り4年ぶり宝山湖から取水開始
早明浦ダムの貯水率低下を受け、国と四国4県でつくる吉野川水系水利用連絡協議会は19日、香川用水への供給量を50%カットする3次取水制限を始めた。3次制限入りは4年ぶりで、しばし忘れていた悪夢が蘇りそうだ。不足分を補うため、香川県は渇水対策用調整池の宝山湖(三豊市)と、椛川ダム(高松市)の活用を開始した。
宝山湖は、香川用水のうち水道用水を一時的に貯水しておき、渇水時に補給する調整池として2009(平成21)年に完成した。最大貯水量は約300万トンで、取水前の貯水率は100%。3次制限入りして、日量換算で約4万1千トン取水する。単純計算で70日分は、貯水があるようだ。加えて、塩江町に椛川ダムがある。
私は宝山池が完成し、周辺に植林をするというオイスカの計画で現地に赴いたことがあります。水道水の貯水湖というので、私は蓋のある地下貯水湖のように勝手に解釈し現地に行ってビックリ。何ということはありません、讃岐路でよく見られる普通の池です。ただし水道水の貯水ですから、周辺の環境保全は厳しかったと記憶しています。除草剤の使用など、もってのほかです。
テレビ報道で早明浦ダムの湖底から旧大川村役場の屋上が現れると、1994(平成6)年夏の『ヘイロク渇水』が頭をよぎる。この年はさらに異常な空梅雨で、四国の水がめは干上がってしまった。当時最大19市町が夜間断水や時間給水に踏み切り、高松市では午後4時から9時にしか水が出ない真夏の5時間給水が1ヶ月も続いた。
単身赴任のサラリーマンも、「早く帰ってポリタンクに水を入れる」とかで、ネオン街も干上がった。これらが影響して、宝山湖が必要となったわけだ。昔から讃岐の災害と言えば渇水ですが、対策をしても水不足の年が数年後にはまた繰り返されそうだ。抜本的に、さらに節水する社会環境が求められる訳です。今年はどうにかなっても、また数年先では同じことを書いているのだろうか。
その昔わが家の井戸は、農業用水路が近くにあって、午前中は近くの銭湯からと思われる黄色い水が確認される始末で、これは埋めました。今は屋根の雨水を使わなくなった浄化槽に受けて、草花の散水用に使っています。万一の際の、災害非常用とも考えています。となりのアパート居住者にも、その旨は伝えて、別の方法で水道水もほんの少しですが、各戸でポリタンクに貯水しています。