第3861回

退職金減額前駆け込み退職者8県460人超

何と哀れなことか。自分も60歳を迎え、退職する友達もいて、連日報道されるこの類いの記事には、何と哀れなことよとあきれ果てる。勘違いされたら困るのであるが、私は減額になる前に退職する人を悪くは思っていない。馬鹿なのは、国からの要請に忠実に従い、減額する時期を12月末とか1月末とか2月末とかに早めた自治体関係者のことであります。

40年前後働いて、1日でも長く働けばそれだけ退職金が増えるというのが、これは市井の常識であります。通常3月末で退職ですよ。それが条例改正による退職金の引き下げ前に退職したり、退職を希望する人が8県で460いるのですが、これは責められないと私は思います。

一ヶ月二ヶ月長く働いて奉職したら、100万円から150万円も減額されるというのは、する方が悪い。一般職より、警察関係者や教職員等の現場を抱える公務員であれば事前に退職者は余り出ないと、たかをくくっていた節がありますが、彼らそこ重い責任を負わされて長い茨の道を歩んできた人たちです。下ろす荷物は1日も早いにこしたことはないのです。

退職者や希望者が153人と最も多かった埼玉県は、2月1日から削減を実施します。大都会ほど人間関係がまだら模様で、辞めやすいのかも知れません。また混乱を避けて島根県などのように、知事決断で引き下げ開始時期を4月としたところもあります。国からの要望は3月末までと決められていましたが、首長の決断で先送りした岡山県などもあるようです。

公務員の退職金については、極端な例では財源がなくても支払う制度になっていて、借金してでも国家公務員の退職金に比べても高いという現実もあるようです。早急に実態に合わせた民間並みのスタイルにすべきところですが、公務員は別枠と言われるように、常識の非常識なところがあるのも事実のようです。

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