第3588回

日本人のある気質

地球がまさに一つで、日本人もグローバル化して、世界に散っています。日本人気質を語るに、「みんながやっているから」やるとよく言われます。古くは黒船が来たから開国をしたとか、アメリカが言うから仕方なく従うとか。戦前は天皇陛下の言われるままに、と言うのも記憶に新しいところです。黄門様の印籠を出したらみんながかしずくのも同じだと思います。

この日本人気質が、東日本大震災から原発放射能漏れの災害に際して、ギリギリに追い込まれて窮鼠猫を噛む状態で、本音が出だしているのではないかと思う節があります。好例が、石原慎太郎東京都知事が訪米中にぶち上げた尖閣諸島の購入話しだと思います。

東京都が買うなら日本国が買う、というのが政府の考え方ですが、中国などに脅えて「買う」と言えなかった日本国が、東京都が買うのであれば買うという実に姑息な後出しジャンケンです。背中を押されホッペタ殴られて、やっと重い腰を上げる政府です。

その点アメリカに言われたのかどうか、それは私には分かりませんが、単独発言と受け止めたら、石原慎太郎東京都知事にあっぱれを贈りたいと思います。タブーに挑戦するには勇気が要ります。マイナス要因も当然あります。選挙のことを考えたら、なかなか本当のことが言えません。

東京都民は、東京都のためにならないと言いますが、東京へは全国から国民が上京してお金を大量に落としています。東京都の収入が、そのまま都民の稼ぎだというのは虫の良い話しです。つまり東京都のお金を出したところで、その財源は全国の国民から集めたものであると認識すべきだと思います。

同じように青天の霹靂、他の真似をしない独創性溢れた決断に、大阪市のごみ収集・焼却、下水道、港湾の3事業の現業職員約3400人を、2015年度までに非公務員化すると橋下徹市長がぶち上げた構想があります。そんなことができるのかと思いますが、受け皿となる新会社を設立して移籍させるようです。

これは出来ない不思議、出来る不思議が平面交差している問題ですが、立面交差にするのかどうか定かではありませんが、これもやったことのない快挙でしょう。公務員は、病気をして働かなくても失職することがないというのが常識ですが、ゴミ処理職員が臨時採用から公務員になるのも不思議でしたが、首を切ることもありかなと半信半疑です。

もしこれが可能であれば、全国各自治体の借金経営には吉報です。恐らく裁判所へ提訴して、10年戦争になりそうですが、首長の勇気があれば英断が下せます。ツケは残るにしても、たちまちの収益改善に繋がります。労働組合が強いところは、身分保障を主張し、企業や組織の存亡に係わる事態に陥っても、あくまでもわがこと中心です。

もう一つ憲法改正をして、自衛隊を軍隊にし、徴兵制度を導入するという「価値観の再創」をいう政治家はまだ現れませんが、案外これも言い出して、話題に上りはじめたら一気に突き進むかも知れません。みんながそう言うのなら、自衛隊を日本国軍と呼ぶのも悪くないかな・・・。だって国民を災害や紛争から守ってくれるもの。

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