第3229回

2011ゴールデンウイーク3日目もまた草取り合戦

私の、2011ゴールデンウイークは終わりました。長い人はあとまだ3日という人もいるようですが、東日本大震災の復興のために、連休どころでない御仁もいたことでしょう。何だか一括りに、結果が言い表せない時代になったように感じます。

例えば津波に対して、10年も20年も前から大津波を想定して避難訓練も、物資の備蓄もしていたという限界集落もあれば、先に小欄でも書いたように15mの高さに拘って堤防を築造していた村とか、成功も失敗も大分類・中分類で分けることが出来ない時代になって来ました。

固定電話や携帯電話はつながらないのに、携帯メールはつながっていた。今流行のTwitterで、大工道具が不足していると惨事を見かねた女性ボランティアが「つぶやく」と、全国から大工道具が瞬時に集まって、貰った東北の大工さんがまた大工を続けるとか。たかがTwitterですが、人の人生おも変えてしまいます。

大工道具を余分に持っている人が、TwitterやFacebookを愛用しているとは、私にはどうしても思えないのですが。しかし現実には、任天堂のゲームではなくて、大工道具が全国から集まってきた。これはどう考えたらいいのでしょうか。

あんまり大きなことは言いたくないのですが、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラデン容疑者を殺害したアメリカ合衆国は、10年もかけて2001年9.11米中枢同時テロ首謀者の住居を突き止め、ついに息の根を止めることに成功しました。アメリカが勝利したのです。ということはイスラムが負けたのでしょうか。

もはやアメリカ対イスラムという、世界を二分する勢力の対立構造が変わりつつあると思います。これまでの考え方で行けば、ウサマ・ビンラデンを殺害したアメリカ合衆国が今度は狙われることになります。勿論同盟国である日本もターゲットになります。

残念ながら準備期間を含めて、これらか1年間を俯瞰すれば、報復テロはおこるでしょう。しかし、10年前の構造のままではないと思います。なぜなら虐げられたイスラム教徒は、少数者の暴力というアルカイダ的手法でなく、市民革命という別の論理で独裁と対決する方法を手に入れたからです。

エジプトのムバラク大統領を退陣に追い込んだ首都カイロの革命の舞台、「アルカイダはタハリール広場に埋葬された」と、アラブ首長国連邦の3日付新聞は、大見出しで伝えたと言われています。国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラデン容疑者は、もはやアラブ諸国・イスラム教徒の英雄ではなかったのです。

経済の停滞や貧富の格差の拡大に加え、米国やイスラエルの政治・軍事的圧力の下で鬱屈(うっくつ)していたアラブ諸国のイスラム教徒に「勝利」をもたらした10年前のウサマ・ビンラデンは英雄でした。しかし今はそうではないのです。これもITのなせる技でした。

中国もそうです。中国の大規模デモも、政府は必死で鎮圧していますが、何かの引き金で現政権を打倒するまでの大規模デモが勃発しかねない状況です。選挙で選ばれていない国家指導者とは、一触即発の弱さと対峙しています。

その一つの要素は、中国で建設が進められている、原子力発電所です。だから中国は日本の福島原発事故の被害について、正式に文句を言わないのです。はじめての原子力空母の配備にも、神経をとがらせているのでしょう。

このところ日本は、黄砂で参っています。己の車が濃紺色で、汚れが目立つことも腹が立ちますが、日本でこれほど酷いのは、中国本土は砂漠化しているのでしょうか。中国民は、どれほど困っていることか。しかし今年は、己の放射能拡散を言わずして、黄砂は言えまいと閉口しています。

何だか農業を3日やると、一つの花が咲いた現象も、世界の出来事に被ってしまいます。しかし、ご心配あるな、明日からは通常勤務に戻りますから、小欄も、ローカルニュース・旬のニュース・人を褒め称えるニュースに限定しますから。それにしても、体全身が痛いのはどうして。

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