第3187回

夜明けが早くなりました

毎日のことで気に掛けず、ふとした瞬間に、「へえー明るくなったなあー」と感じるようになりました。それでも、この冬最後の寒波がやってきます。「もういいかい、もういいよ」と寒波将軍に伝えたい。「将軍の部隊は、例年以上の活躍をしました。お陰で今年ほど、春の到来が待ち遠しい年はありません」と。

関西の春は選抜(高校野球)からと言いますが、東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)「お水取り」の終わりを持って、「春が来る」とも言われています。あの燃えさかる大松明を持って、二月堂の廊下を駆け巡る姿は、テレビでもお馴染みです。この荒業も、今年は13日の深夜に終わっています。例年ではもう春の陽気が、三寒四温で訪れている筈です。

ところで恐れていた被爆者が、ついに出てしまいました。福島原発の復旧作業は、常識を外れた過酷な艱難辛苦と隣り合わせで、情け容赦なく作業員に襲いかかっているようです。仕事とは言え、事故の当事者かも知れませんが、それにしても彼らのここ一番での活躍に、日本の世界のすべてがかかっています。

20世紀の顕著な業績は、飛行機と原子力発電所と言われています。しかしまだまだ業界によっては、それ以上の成果物もあるかもしれませんが、確かに昨今の生活には、特に原子力発電所が生み出す「電気」は、ライフラインの要であります。これなくして、もはや日常生活は成り立ちません。等しくすべての国民の生活を支えています。

「計画停電」が長く続くようでは、日本の復興はあり得ません。かと言って、ここに至って、福島原発に取って代わる新規原発の建設など、出来ようがありません。東京都千代田区皇居の中に作るとか、同じく東京お台場に作るとか、銀座のまん中であるなら国民は首を縦に振るかも知れませんが。

現政権が如何に非常識だと言っても、この案は遡上に上がることはないと思うのですが、電気がなくては生活成り立たず、原子力発電所なくして、首都圏の電力不足を解消する術はないと思います。この選択は、矛盾の中にあるだけに意見が分かれるところです。

今日も雲の上、雪の上にはお日様(太陽)が顔を出して、ニコニコ顔で微笑んでいます。東北のみなさん、今暫くです。春はもうそこまで来ています。どうぞここ一番堪え忍んで下さい。忍辱(にんにく)です。

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