第3185回

地震は天災原発事故は人災

何とも重苦しい、福島原子力発電所の状況です。津波による被災地周辺の復旧は、早いところではすでに始まっていますが、福島原発から漏れている核物質が、空に海に広がり、クリントン米国務長官は、「日本からの情報はあてにならない」と激怒し、独自の調査を言明しています。「同情論」から、「反日感情論」になっています。

そうは言いながらもあの1号機は、アメリカGE社製のものを輸入して東電が原子力発電所1号機としたもので、少なくても事故40年前のあの頃は、両者共に利害関係が蜜月の仲であったことは間違いのないことです。原子炉は、同盟国以外には輸出しないのがアメリカの理念でしたから。

風評被害も広がっています。いわれのないえん罪そのものですが、被爆した野菜を、ほんの微量で人体に害は少ないと言われても、正直食べるのは、「いやだ」と思います。魚もまだこの海域からの水揚げは少ないと思われますが、これから漁業への影響も広がりそうです。新鮮な魚がダメでも、缶詰も干物もスーパーマーケットで簡単に手に入ります。

しかし生産農家や漁民は、そうはいきません。売れないと、死活問題です。選択肢がないのです。どうぞこの程度の被害で、原発事故は終息をしてもらいたいものです。そのための東電や日立、東芝のエキスパートは、「意志を確認して→命を懸けて」現場作業に当たってくれています。信じようではありませんか。

一つ東京電力の良いところをあげておきます。2007年新潟県中越沖地震の教訓で、東電が、「免震重要棟」という施設を昨年7月に建設し、緊急時に備えていたので、今回の現場本部として稼働しているようです。

延べ床面積1000坪を超え、テレビ会議の部屋や、自家発電装置を備え、放射線対策も採られていると報道されています。今この建物を拠点に、「正常化」へ向けて必死の大勢の努力が続けられています。

世界が日本を悪く言い、本国に帰国する人も多いようですが、特にアメリカ人は西海岸で放射能が検出されたら許さないとゲイツ国務大臣が叫んでいるように、このパフォーマンスも国民性ですから、さもありなんと納得するところです。

日本人は、それでも多くは動きません。今回の被災地では、一時期疎開してくれる方が復旧が早いと思います。60歳定年後の人は、どうぞ四国へもお越し下さい。私一人で多くの面倒は見られませんが、ハンドボール1チームなら何とかなります。そして出国する外国人を尻目に、サッカーの海外組などは帰国してきています。

確かに被災地の信用金庫の金庫から、4000万円が盗まれたという報道もあります。弁護するのではありませんが、盗んだと言うより拾ったという方が正しいと思います。一時の迷いでしょうが、さほど時間差なく届けられると思います。金庫が転がっている環境が悪いのです。

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