第3023回

吉野家の牛鍋丼

もう1年以上になりますか、近くに24時間制のスーパーマーケット「ハローズ」が開店して、そしてその一角に、「吉野家」があります。同じような「牛丼」の全国チェーン店として、「すき家」とその兄弟店「なか卵」や「松屋(香川県下にはありません)」などが、安値合戦をしています。

私は肉を、さほど食べません。特に牛肉は、大晦日のすき焼きが定番ですが、内外で、食べることがありません。従って焼き肉の人気店も、何か特別なことがあった日に限定されます。そんな私が、思いつきで「吉野家」へ行くことにしました。稲盛和夫塾長も行くぐらいですから。

その理由の一つは、「吉野家」が日本一の座を「すき家」に奪われたとニュースも影響しています。もう一つは、「牛丼」よりも「牛鍋丼」にひかれたのです。さらになぜ280円にしなければ売れないのかも知りたいところです。そして最大の理由は、毎日うどんで太ることこの上ないのです。

行くと12時少し回ったところですが、近所の高齢者が何人かいらっしゃいます。田んぼの真ん中に店を作りましたから、近くには大勢の高齢者がいらっしゃいます。ご夫婦も、独居老人もいらっしゃいます。ここも同じ仏生山町内です。

私たち夫婦も、並盛り280円に「けんちん汁」を頼みました。するとセットでどうですかというものだから、「並盛りけんちん汁セット」で御願いします」となりました。暫くすると、頼んでもない野菜サラダもあわせて出て来ました。この間、2~3分ですか、腹の立たない待ち時間です。

流石に並盛りは、ご飯の量も少ないのですが、肉や少しのタマネギ、しらたき、そして豆腐もひとかけらだけで、当然だしも不足気味です。初心者の私は悟られまいと、替え玉ならぬ「換え具」を追加で頼みました。塾長もやっている贅沢です。

これは1つだけの注文ですが、一つのどんぶりに入れるとやや多い感じでした。「2人で分けるのでしょう」と妻に言われ、「こいつ聞いていないふりして塾長CDを聞いたな」と気がつきましたがおくびにも表さずに、食べました。

野菜サラダも単品90円と書いてありましたが、美味しかったです。けんちん汁も、流石の味でした。味といい量といい、初心者の注文としてはまずまずだったと満足をして店を出ました。

こんなこと書くと、笑われそうですが、妻の支払は1280円でした。「何や変らんで」と夫婦で口走ってしまいました。普通の飲食店で、「牛鍋丼」を注文しても○○汁は付いてくるし、それでも「600円も払えば同じじゃん」という思いでした。

しかし私は前から思っていました。価格競争だといいながら350円を、どうして280円にするのかと。値決めは経営ではないか。創意工夫といいながら、食の世界で、ならば中国産の食材でもいいのかとなると、安いばかりが消費者の選択ではないと。

やはり1010億円売り上げるチェーン店(すき家は直営店1087店、吉野家はフランチャイズ店3割も含む1037店)の吉野家は、入口は280円ですが、出口は600円で収益も十分とっているようでした。

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