第2894回

勘違いの菅直人氏が総理大臣になって

あれよあれよと瞬いている頃、突然に「菅新首相が誕生」と報じられています。民主党の代表選で、「樽床伸二衆議院議員」という聞いたこともないような対抗馬に、何だか分からないままに勝利して、衆参両院本会議で、自民党谷垣禎一などを破って第94代、61人目の首相に選出されました。

本当に「勘違い」というか、軽いというか、財務大臣になったとたんに、「為替は120円程度が望ましい」と経済音痴ぶりをひけらかした菅直人。世界中の経済通が笑っています。政府が為替相場をコントロールする国は、自由経済圏から追放されます。為替は市場で決まるから、相場であり世界中が納得するのであって、政府が介入すると、それはもう共産主義経済への第一歩です。

それでいて組閣は、熟考を重ねて週明けの火曜日にするという。天皇陛下のご都合もあるのかとうがった考えも浮かびますが、挙党一致がはかれる術もなく、陣営に靡いてくる議員数を増やそうとするのですか。

まあ誰になっても、このていたらくでは同じでしょう。全く政治家を、国民はもう信頼していません。この責任は大きいと思います。国民はせっせと納税をして、政府に安寧を期待する。そして政府は広く国民が、「夢と希望」のある生活をする国土を整備するはずです。それがどうですか。国民の心は、より一層すさむばかりです。

選挙管理内閣と揶揄されていますが、選挙を管理するのであれば、どの法案よりも定数削減法案を上程して、定数を半分にして、選挙に臨むというなら国民も納得しますが、このままトップの首を据え替えただけでは、国民は黙っていませんよ。

あの政治的に非常に安定していると言われていた「タイ」でも、少しだけのボタンの掛け違えで、政府どころか国家の存亡も危ぶまれる事態にまで突入しました。王政の廃止までもくろんだタキシン派は、最終的にはやはりと言うべきか、完全鎮圧されてしまいました。

日本はあそこまで過激ではないですが、国民の政治に対する考え方は、確実に変わってきています。これだけ生活に窮するようになったら、日本人も、黙ってはいませんよ。政治を志す人は、国民の怒りの声を聞きなさいよ。

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