野球王国復活願い和田憲明氏が寄贈
われわれ世代にとっては、「わたや旅館」とは、甲子園出場の砦というか、基地のような存在です。母校高商野球部が、大会前に合宿をして、意思の疎通を図り志を一つにして臨む、象徴の場でした。野球部の連中に、「美味いものが食える」とよく聞かされたものでした。
その和田憲明氏は、「わたや旅館」の4代目社長ですが、今年3月はがきを頂戴しました。「閉館する」と書かれてありました。建物は飲食店に改造して、賃貸で貸すのではないかと想像しました。今はその通り、営業をして大変な賑わいの店になっています。
そこには甲子園を沸かせた高校野球の名指揮官や、プロ野球へ進み名をはせた往年の名選手らのサイン色紙が数多く所蔵されていました。私もいくつかは拝見したことがあります。そのコレクションの多くを、香川県教育委員会へ寄贈されたのです。
サイン色紙は、元高松商高監督で過日亡くなられた若宮誠一氏をはじめ、元池田高監督の故蔦文也監督、松井秀喜選手を指導した星稜高総監督山下智茂氏、高商OBで元巨人軍監督故水原茂氏や、安打製造器の異名誇り日本安打記録を持つ張本勲氏のサインもあるそうです。
そのほか和田憲明氏が集めた、高校野球関連グッズもあるそうで、まとめてどこかで見られるようになったら良いですね。新築なる高商校舎に、記念館を作りますか。
さて野球王国復活ですが、16日に今春の選抜野球大会で全国優勝を果たした興南(沖縄)を迎えた招待試合では、春の四国大会準優勝の寒川高が1-7で、第2試合で春季県大会2位の丸亀高が0-6でそれぞれ敗退し、野球王国復活への道は遙か彼方にあるようです。