第8803回

オイスカ四国研修センターのニューアクション

公益財団法人オイスカは中野與之助初代総裁が、日本軍が先の大戦で蹂躙した地に米を植え、作物の種を蒔き、木を育て、人材も育成して60年間超やって来ています。創立者の強烈ともいえる個性、熱意、夢、理念があり、その信念に惹かれて人が集まり、無から活動を立ち上げ、今日の礎を作ってきたことが想像できます。四国研修センターの研修宿泊施設は、1961(昭和36)年にオイスカが中野與之助初代総裁の手により発足して僅か7年目の1968年3月に、高松市香南町の冠櫻神社の境内の一角に建てられたプレハブに始まります。

その後13年が経過した1981年12月、綾歌郡綾川町の丘陵地に新築移転し、今年2026年に新築から45年を経過し、初期から1600人の海外研修生を受け入れ、寝食を共にしながら研鑽を積んできたのです。「木を植えながら人を育てる」組織だと、私はオイスカのことを端的に説明します。穀を得るは1年のケイ、木を植えるは10年のケイ、人を育てるは100年のケイとオイスカでは言いますが、賽の河原の石積みのように、営々と受け継がれてきています。

そのオイスカですが、今年この月から新規事業に着手します。写真のように野菜セットを宅配するという頒布会ですが、オイスカの農園で作られた農作物は、これまでもコネを頼りに販売をしてきましたが、今回の企画のように責任を持って代金相当品を必ずお届けするというシステムにはなっておりませんでした。そこに甘えもあり、研修生が帰国後生計を立てていくためにも、研修センターで実証実験をすることになりました。

初めてのことで紆余曲折が予想されますが、託された任務を果たすことが出来るように、工夫をしながら取り組みます。話を聞いていて一番の課題は、運賃の高騰です。これが一番の不確定要素で、畜産物が単価が高いのではないかと常任幹事は素人で言いますが、それなりに問題を抱えています。新たな挑戦、それがオイスカ頒布会の企画です。

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