第2743回

今年これからの選挙を考える

正月4日月曜日、下々の1年がスタートしたと思います。わが社も本日から仕事始めで、今日は生駒学さんの真似をして、早く出社してみました。昨日の夜は今日に思いをはせて、なかなか寝付けませんでした。

今日の読売朝刊に、「ネット選挙解禁へ」というトップニュースが踊っていました。私は投開票もネットになるのかと一瞬「わが意を得たり」と新聞に飛びついたのですが、「投開票」には全く触れられていなくて、選挙運動のネット化だけがその内容でした。とってもガッカリ。

私はこれほどまでに地方財政が疲弊してきたら、「民主主義のためなら(選挙のための)財源は湯水のように・・・」という今までの投開票制度も、当然見直されるべきだと思います。臨時の手当が一人2万円で仮に100人だとしたら200万円かかります。これが仮に全国600ヶ所であれば12億円の臨時人件費がかかることになります。

もちろんその総額は0を一つ付けた金額になるのでしょうが、これまではこの出費は「しかたない出費」としてかたづけられていました。選挙に関しての「新規策」は、「期日前投票」の改良ぐらいです。さらに投票用紙の曲がりも、箱の中に入ったらまっすぐになるとか、専門的には多少の改良はあるでしょうがそれ以外はまったくの手つかず、いや無理する必要がなかったのではないでしょうかこれまでは。

全てのきっかけは、地方財政の破綻(までひどくなくても黄信号は確実)です。民主党は自分のところの有利になるように、つまり夏の参議院選挙では議席数増しか考えていません。綺麗事を言われるより、分かりやすい政治だと思います。良いか悪いかの選択は勿論別ですが。

しかし私は参議院選挙で、民主党がどんな秘策を用いようが、過半数を獲るとはとても思えません。多くの公募候補が乱立して、志は高いが政党には与せず、独立路線を行くタイプの人に票が集まると思います。

そうすると選挙後の国会では、予算以外は参議院を通らず、再可決の2/3の数を民主党は衆議院で持っていません。もちろん自民党の復活など、さらに長い月日がかかることでしょう。結果政治は何も決まらず、国民生活は右往左往することでしょう。

ところで夏の香川県知事選挙でも、現職の引退を受けて上位当選を続けている一人会派の女性県議が立候補を表明しています。選挙事務所もないか費用をかけない戦法、その代わり名古屋市の河村たかし市長のように、議員年金の廃止や地方議員はボランティアであるべきとし、議員報酬を廃止し、保護司や民生委員らと同じく無給とすべきと主張。

さらに 「議員の一番大事な仕事は、減税の実現」と言い続ける新手の議員像。先の女性県議も、河村たかし市長の真似までは考えていないでしょうが、貰うものも自らカットして、議員の活動どころか生活も出来ない状況がいいのか。悩むところです。

であるならば、やはり選挙費の公的負担にある一定の歯止めをかけて、議員の負担をも減らすような制度改革をしなければ、誰もが立候補できない事態が発生しまいかと私は心配しています。

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