第2694回

香川県不動産コンサルティング研究会セミナー

総会で会長に選任されてから、いろいろ企画計画を考えたのですが、悩みばかりが多くてなかなか実行に移せないまま本日まで来てしまいました。そして本日やっと今年第1回のセミナーにこぎ着けました。

東京に本部を置くNPO法人、「相続アドバイザー協議会」の芳賀則人理事長に講師をお願いしました。芳賀理事長は、不動産鑑定士です。相続に関する専門職の一つの士業です。

相続というのは万民に与えられた、チャンスでもありピンチでもあります。その中で、相続税を払う人は亡くなった人のおよそ4%です。5%と言っても間違いではありませんが、それくらいの人だけしか相続税はかかりません。

これに比べて相続分割は、亡くなった人みなに関係することです。資産の中で圧倒的に多い不動産、あまりにも少ない現預金が普通です。さらに地主と呼ばれる人々は、98%ほどが不動産です。

今日の芳賀さんの話しは、東京周辺での事例ですから、自宅と言っても億の値が付くほどです。この一つを相続人で分割するのは、想像しただけでも大変な作業です。そのために、相続人で共有する結果共憂となるケースが圧倒的に多いのです。

相談するところが士業では、税理士・司法書士、そして揉めたら弁護士です。不動産が多いのに、不動産を全く知らない(一部に不動産に精通している税理士もいる)税理士や、結果の登記にはたけているが、途中の話し合いに弱い(もちろん例外的に達人もいる)司法書士さんなどに相談しているのです。

ならば不動産業者はどうかとなれば、相続業務に精通している不動産業者は、これも残念ながら数は少ないのが実情です。でも、分割方法や売却や賃貸にするなど、後処理の方法は知り尽くしています。問題は分割です。

そこで「相続アドバイザー」なる勉強した専門家の登場が待たれた訳です。不動産業者が相続の勉強をして、相続案件の窓口になるのが私は理想だと信じています。

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