8月6日は広島原爆投下の日なのに



毎年この日になると、朝から高徳寺の森から蝉の声が賑々しく聞こえてくるものです。ところが今年に限っては、雨模様のとても静かな朝でした。テレビでは広島からの映像が流れています。平和公園での記念式典の模様です。
今年は天候も異常続きです。讃岐路は、春から早明浦ダムの貯水量が平年に比べて40%にも満たない現状が続いています。取水制限が続いていました。
梅雨明けも、四国は「梅雨明けしたと見られる」宣言が出ましたが、日本各地ではまだら模様が続いています。明日は「立秋」です。こんなに梅雨明けがずれ込むのは、私の経験からもありません。
台風も8号が発生しましたが、日本へは届かず、沖縄をかすめてそのまま中国大陸へ上陸しそうな勢いです。過去に小欄で、「たまには台風は、右折せずに直進したらどうかと」と書いたことがありましたが、最近は本当に希望通りになっています。
08年は、日本へ上陸した台風はゼロです。風水雪害がなくなって、1627億円の水害被害でおさまっています。これからは台風水害と言うよりも、「ゲリラ雨」の被害が増えるのでしょうか。
話しを広島へ戻しますが、先の元航空幕僚長田母神俊雄氏は記念日の6日、「核武装すべし」との論を広島で展開したと言うのです。「核保有国同士は相手からの報復を恐れるため、報復攻撃は絶対にしない。国を守るため、日本も核兵器を持つべきだ」というのが彼の論旨です。
私は核爆弾保有に対しては反対です。原子力発電等の平和利用は必要悪と考えています。私は20世紀にあっては、「核抑止力」はその力があったと思います。しかし今は核拡散防止条約があっても、各国は核武装に力点を置いています。北朝鮮など、その数は二乗比で増えています。開発国から持たない国が核を買うのですね。
今米ロは、核の強奪に必死の防戦を続けています。製造後20年とか経てば、核爆弾も廃棄期限が必ず来ます。その廃棄も大変ですが、ゲリラに奪取されかねないという危険もはらんでいます。
仮にロシアから奪取したゲリラが、この小型化した核爆弾を東京へ持ち込んで、お台場からアメリカへ向けて発射したとしたら。アメリカは発射地の日本へ、報復核を打ち込むことがセオリーですね。しかし日本国及び日本国民は、「核攻撃」の意志を全く持っていない。この場合でも、アメリカは発射国へ報復核を打ち込まざるを得ない。
私は核廃絶に賛成です。これから核武装をすべきという論には真っ向から反対です。広島でその論陣をはるという暴挙に、私は憤りすら感じます。世界中、全てが自由ではないのです。